EARTHSHAKER『The course of Life』

ライナーノーツ

EARTHSHAKER『The course of Life』

EARTHSHAKERニューアルバム「The course of Life」

本日発売ですね!

今回の3曲作詞作業は、

最初は2曲だったんです。

が、マーシーさんから、
「これはつっこちゃんの世界観で歌いたい」
ともう1曲追加をいただきまして……。

さ、3曲も書いちゃっていいんですかね?(汗)

となりましたが、
「男に二言はない」と頼まれたもので、
つい、
「ここでやらなきゃ男がすたるぜ」
的な感覚になりまして…(笑)


「ぼくのいろ」は、
大人のための童謡、を目指してみました。

シェイカーが奏でる、絵本のような世界。
どう混じりあってくれるのか、若干不安もありましたが、
個人的に25周年を明け、50歳になった今のシェイカーにやってほしい事のひとつでもありました。

シャラさんの曲は、基本的にまっすぐな言葉が似合うと思っています。
感情をそのままぶつけるような歌詞がしっくりくる。

だけどシャラさんのギターは、絵本のような世界も似合います。
それはわたしの曲を知ってるみなさんの方が、よーく知ってる事かもしれませんね。

笑顔も、涙も、汗も、努力も敗北も栄光も、
本当はキラキラしてるんだけど、
大人になると、
いい事ばっかりがキラキラしてるような気がしちゃって、
キラキラをひけらかすとギラギラに見えるんじゃないかとか、
そんな風に思って、
自分のキラキラをあえて隠すようになります。
それは大人としてはある意味「賢い生き方」なんだけど、
ひとつ、キラキラを隠すと、
どこでも誰の前でも隠せるようになって、
自分のキラキラをどう引き出せばいいか、
泣き方さえも忘れたりして。
大人のみなさん、キラキラしよう、キラキラ!!
と声を大にして伝えてほしい。
そんな事を思って書きました。

 

「Devil's Cake」とは、
ガトーショコラの中に甘ったるいクリームが入ってて、
それをさらにチョココーティングしたような、
めっっっっっちゃ甘甘なケーキの事。
歌詞は「ステロイド」「ロビン」「BOGGY!」などの主人公を、そのままメンズに置き換えたような、
小悪魔に翻弄されまくる草食男子系ですが、
曲と重ね、マーシーさんの歌声と重なると、
歌詞を見てるだけとはひと味違う世界になると思います。
やや、悪戯心と共に書き上げた歌詞なので、
わたしの悪戯心とマーシーさんとのブレンド具合も楽しんで下さいね(うふふ)


もう1曲は「陽のあたる場所へ」
初聴した時から、とっても孤独を感じた曲でした。
孤独のさみしさではなく、
孤独の葛藤と強さ、みたいなもの。
孤独だけれど、孤独の間も支えてくれる人がいる事のあたたかみ、とか。

わたし自身、今、いろいろな人の優しさに支えられています。

植物は、
自然と陽のあたる方へ伸びていくけど、
人間は、日陰にこもる事も出来ちゃうよね。

だからこそ、ひだまりへ。
いい時もダメな時も、ひだまりへ。
人生の表舞台へ。

この曲は、
自分のパーソナルな思いがめいいっぱい詰まってたりしますが、
シェイカーの曲になる事によって、
歌詞の中にはない世界まで、ぐぐっと広がって見えるような気がしました。
化学変化と言うか、深みが増したというか。
やっぱ、先輩には叶わねえっす、おれにはまだこの深みは出せねっす、って思いました。


「人生行路」という意味になるこのアルバム、
いろんな人生のシーンが盛り込まれています。

嬉しい事、楽しい事や、
悲しい事、孤独な時。

前向きな曲ばっかりなのに、一緒に歌うと涙が出てきてしまう曲もある。(←自分の書いたやつじゃないよ)
魂を感じました。
まだお手元にないシェイカーファンのみなさん、ギンギンに楽しみに待ってて下さいー。

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