A DIRTY DOG。

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A DIRTY DOG。

『汚れた犬』

人はどうして、毎日毎日身体を洗い、
手を洗い、歯を磨き、
シャンプーしたりするんだろう、というふとした疑問がわき起こりました。

小さい頃、お風呂が嫌いだった人、いると思います。

「今日は入らなくてもいい!」と口答えした事ある人もいると思います。

でも、いつしか身体を綺麗にする事が習慣になって、
むしろ、身体が汚いと気持ち悪い、と感じる生き物になったんじゃないかと思うのです。

自分の身体を清潔に保つ事、
それは、人間社会のエチケットでもあるからです。

↓本番中

りひとほんばん_おれ4 

野生の動物の多くは、身体を洗いません。
野良犬野良猫も、そうです。
これ以上飼ってあげられないと、途中で放棄された捨て犬もそうです。

彼らは、汚れたまま生きています。
それが彼らにとっては普通だから。

誰かに捨てられ、そのまま捨て犬として成長してしまった犬が、
ある日突然、
愛情深い誰かに拾われ、飼い犬として生きる事になったら、と想像しました。

わたしが昔飼っていた猫は、捨て猫出身でした。
車に乗るのが何よりも嫌いだったので、
車に乗せられて、自力では戻っては来れない遠くまで、
運ばれたんだろうと思っています。
車に乗せると、涙目になって大声で泣きました。

ちゃんとしたご飯をあげているのに、
時々、狩りをしてきたりもしました。

「獲ったんよ」ってその都度見せにくるので、
その都度、運悪く掴まえられてしまった生き物たちを逃がしてやりました。

綺麗な水を汲んであげてるのに、
植木鉢の受け皿にたまった泥水を時々飲みました。

そんな風に、
育って来た環境は、身体にしみついてるんじゃないかと思うのです。
生き物は、すべて。
どんなに環境が変わっても。

↓本番中

プルチネッラ中

だから、捨て犬のまま成長してしまった犬は、
シャンプーされるのなんか、大嫌いなはずです。

けど、犬は賢く優しい生き物。

集団生活の中に生きる生き物。

なんだか、人間と似てるような気がしたのです。

リリック的には、
余分なものを一切取り除いています。
そのダイエット作業が難しくもあって、書くのに一番時間がかかりました。

でも、この曲を書けて、自分が歌えて、とても嬉しいです。

さて、明日は発売日だ〜〜〜(おいらの手元にもまだない。早くー。笑)

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