孤高についての曲です。
今よりももっと高みへ行こうと思う時、
それはどういう時なのかという事を考えてみました。
とりあえず今いる場所では満足出来ない時でしょうね。
ではなぜ満足出来ないのか。
今がしあわせではないからだと思いました。
今に満足しているのなら、
人はステイを選ぶと思います。
どうやったら維持出来るのか、そこを考える。
ステイする事も大変な事だ。
自分が留まればいいだけの話ではないですからね。
友だちとの人間関係、
恋愛や夫婦間、
社会の中で、
ステイする事も相当大変です。
出来るだけステイしよう。
満足ではないけれど、せめて落ちてしまわない程度にはステイしよう。
自分の周りにいる大切な人たちが、
一緒にステイ出来るぐらいでいよう。
でも、けして満足ではない状況に留まっていると、
離れていく人が出るのです。
人は、よりしあわせを求めて生きる生き物だから。
恋人にフラれた時、仲間だと思っていた相手にてのひらを返したように裏切られた時、
なにくそって思いますよね。
逃した獲物はでかかったと思いますよって。
さようなら。
でももう二度と、わたしの敷居を跨ぐな。
二度と敷居を跨ぐなって気持ち、
実践してもいいですか。
そういう曲じゃないかなと思います。
わたしらしいですね。
実にわたしらしい。
思えばそうやって生きてきました。
わざとロックな歌唱法を選ばず、
テクニック的なものを使わず、
出来るだけナチュラルに歌いました。
そして、半音下げるかどうしようか迷って、あえて高い方を選びました。
ロックはサウンドじゃない。
この想いを分かりやすくロック調になんてしてやるものか。
分かりやすく言葉で綴ってやるものか、
と思っています。
そして、この曲が表題曲である、アルバム「天の樹」は、
そういうものが根っ子の部分にあると思います。
7月25日、
日付が変わったのでついに明日ですね、
アルバム「天の樹」発売です。
久しぶりのフルなので、緊張していたりもしますが、
時には怒りにまかせ、
時には深みに沈み、
そして時にこんな時代と、両手に抱えた夢を思いながら書いた曲たちです。
是非聞いてやって下さい。