「サンドリヨンの番犬」ライナーノーツ。

雑音生活 ライナーノーツ

「サンドリヨンの番犬」ライナーノーツ。

この曲は、
一足先に4月に開催したSpring Campで配らせて頂いておりました。

サンドリヨンはフランス語でシンデレラの事。

Spring Campの時のブログにも書いてありますが、
この曲は「天野がシンデレラだったら」というものを念頭に書いたものです。

何度も言ってるかと思いますが、
シンデレラはあの瞬間あの場所にわざと靴を置いていったはずです。

王子様が靴の持ち主を気になってしょうがなくなるように、
そして自分の居場所をいつか必ず探し当ててくれるように、です。

女の子というのは、
時にそのように、
男子には見抜かれないだろうという類いの罠をしかけるものだと思っています。

駆け引き上手というやつですね。

つまりシンデレラはスーパー狩人だと思う天野なのです。

 

しかしわたしがシンデレラだったなら、
ガラスの靴などというヒントすら与えません。

 

とても個人的な事を言えば、
付き合うという観念自体がよう分からん人です、わたし。
もっと、そういう形にとらわれない関係でいいじゃないかと思うわけです。

形あるものいつかは壊れる。
恋愛などという、口約束のものは特に、です。
であるから、形そのものこそ要らない。

だからガラスの靴を置く必要がないのです。

靴を置いてしまうと、
自分が提示した駆け引きに降参する事と同じではないのかなとすら思います。

透明な形ではない、確固たる形にしたい場合は、
わたしの世界に足を踏み入れるという事だ。
相当な理解力がないと正直傷つくと思いますよと、
個人的な想いとして、そういうものを作品の中に滲ませた気がします。

 

この曲のアレンジは、
生誕祭でギターを弾いて下さった山崎淳さんがしてくださっています。

ブログで紹介させて頂きたいのでー淳さんのロケンローな写真を送ってくださいーって言ったらこんな写真が送られて来ました。

↓淳さん

写真

 

 

あまりにロケンローだったので、
無断でもう一枚貼っておきます(笑)

↓淳さん

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アレンジをお願いする際に、
歌詞について、少し、さわりの部分のようなところをわたしの方から説明しました。

男の人にはツンに聞こえるかもしれない、上からに聞こえるかもしれない、
だけど、自分の境界線に番犬を飼っている女の子はわりといるんじゃないか、
そこを乗り越えて来れる強者こそ、我が王子と認めよう、
さあアテクシを掴まえられますか?という曲です、
というような話だったかもしれません。

 

少しノスタルジックなテイストのアレンジ、
ああ、シンデレラな感じだなーと思いつつ、
曲から見えて来る世界が綺麗なお城の姫様ではなく、
くすんだ色の地味なワードローブを着ている感じで、
自分が描いたシンデレラ像と合致して、とてもとても感動しましたです。

淳さん、ありがとうございました!

 

まいちゃんと、同日の歌入れで、
わたしの歌入れの時にまいちゃんがブースにいたりしたのですが、
「番犬の頬を撫でるぐらいの勇気が欲しいわって思います思います!!(笑)」
と言って下さったのが嬉しかったです。

 

サンドリヨンの番犬は、PVも撮って頂きました。

そのPVはこちらのDVDマガジンの中に入っています。

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DVDマガジン「GO!GO! OTOKURA SHOW Vol.2」

こちらで販売していますので、よろしかったら是非。

 

最後にまだ見た事がない人へ向けて、ちらりずむPVのアドレスを貼っておきますね。

サンドリヨンの番犬ちらりずむPVはこちら。

 

PV撮影のひとこま。

67_original(変換後)

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