ずっとずっと「行きたい、行きたい」と言いながら、
全然行く時間がなかった倉子さんを正月早々誘って、
行ってきましたスヌーピー展。
まだ混んでますかねぇ?いやいや正月でしょ、と侮っていた二人、
1時間待ちでようやっとチケット購入できたけど、
そこからさらに30分は待ったんじゃないでしょうかね。
↑ここは地上にある森美術館(六本木ヒルズの52階にあります)チケット購入カウンター入り口なのですが、
ここまで列はありました。
スヌーピー、もちろんわたしも小さい頃からどういうキャラなのかは知っているし、
「ピーナッツ」という連載漫画に出て来たキャラのひとつである事も知っているのですが、
小さい頃、特に好きだった思い出はないのです。
どちらかと言えば、大人になってから出会ったピーナッツのビンテージグッズが好き、なのです。
パイロットの格好したスヌーピーや、
宇宙服を着たスヌーピー、たまりません。
ビンテージのクリップ持ってるだ。
そんな、浅い知識のわたしなので、
スヌ展に行くにあたって、ちょっとだけ下調べしていきました。
スヌーピーは、作者が小さい頃に飼っていた犬がモデルだと言う事、
チャーリーは、特に目立つ存在ではなく、「普通の人」であった作者自身をモデルにしていただろうと言う事、とかを。
↓連載初期のスヌーピー
↓チャーリーブラウン
↓ライオスとルーシー
自分の生活の中からヒントを得て50年書き続けた、自叙伝のような作品が「ピーナッツ」だったのかもしれないなと、スヌ展を見て思いました。
原画の凄さや、そのデザイン力の凄さにはもちろん感動しますが、
作者の人生と併せて展示されているので、なんだか、じーーーんとします。
病気で「ピーナッツ」の連載を辞め、連載を終える事を読者のみなさまに連載漫画で伝えたチャールズ・M・シュルツ。
その1ヶ月後に彼は亡くなったそうですが、
彼の最後の1ヶ月が、家族と共に過ごせたあたたかい時間であった事を想わずにはいられませんでした。
という、じーーーんとした気持ちで美術館を去り、物販コーナーに移動するので、
これから行かれるみなさま、散財にお気をつけ下さい(笑)
ものを作り、作り続けた人生を送った人は、やっぱり好きです。
尊敬とか、偉大だとか、そういう言葉では簡単に言えない気持ちなのです。
「作り続けた人生」、
男性に比べ女性は圧倒的に少ないのでしょうけど、
わたしはそういう人生でありたい。
年始から、いいもの見たぞ。
倉子さん、スヌ展を教えてくれてありがとう。
↓ご飯を食べに行った席で、おしぼりでおもむろに手をゴシゴシ拭いてしまい、このスタンプを消してしまって意気消沈していた倉子さんでした。