ごもくならべのイラスト制作で、
あらかた、手持ちの紙を使ってしまったので、
今日は、画材の調達に街に出かけたりしておりました。
色鉛筆で絵を書くようになってから(大人になってから使いはじめました)
どんな紙だったら、どんな色鉛筆だったら、
重ね塗りし続けてもその都度色がちゃんと乗るんだろうと試行錯誤し、
手漉きの奉書紙に辿り着いたのが今から8〜9年ぐらい前です。
奉書紙、和紙のひとつですが、
昔、幕府が公文書とかを書く時に使った紙だそうで、
その名残で今もこう呼ばれているのだとか。
わりと仰々しい名前な気がするですよ、奉書紙。
機械漉きと手漉きのものと、大きく分かれてふたつ種類があるのですが、
圧倒的に手漉きの方が厚いです。
紙でいて、布のようなしなやかさと、
紙そのものの強さ(でも消しゴム絶対にかけられないけどね)
色を塗ったときのきめ細かさと、相反する荒さが好きで、
ずっとこの紙を使っています。
ずっと同じお店で買ってますが、
店員さんも変わらずずっと同じ人で、
体系も髪型も変わってないけれど、
それでも店員さん白髪増えたなぁ、まあ増えるわな、10年近く経つんだもんなとか、
時の長さをふと思った昼下がりでございました。
ちなみに、ここ10年ぐらいで、
画材のお店での取扱いスペース、すっごく縮小されたよね。
それだけ需要のないものになってきてるんだろうなぁ。
他でもない音楽も、だけどね。
11月上旬だというのに世の中はすっかりクリスマス仕様。
わたしもすでに年末ライヴの準備をはじめたから、人の事言えないか(笑)
クリスマスには何の興味もないまま生きてきてるけれど、
クリスマスのシーズンにしか買えない、
この子だけは今年も買ってまいりました。
珈琲豆「ノエル」
深煎りで、チョコみたいな甘い香りの珈琲。