矛盾の真ん中にあるもの。

雑音生活 ひとりごと

矛盾の真ん中にあるもの。

日本は空気の国、と言われます。
何よりもその場の空気を重んじる国民性ですからね。

ー周りがこうだと言っているから、ひとまずここは一応頷いておこうー

そういう文化にわたしは「否」を唱えたくなります。
人それぞれであって当たり前、それはもう当たり前すぎるほど当たり前なので、
せめてそれが許される世界であって欲しいのです。

でも、人は大きな矛盾を抱えているもの。

そういう空気を重んじる文化圏だからこそ生まれた、
空気感を醸し出せる日本語という言語が好きで、
その空気感に頼って歌詞を綴っている人間だという、自分についての自覚もわたしにはあります。

人はきっと誰もが大きな矛盾を抱えている。
長所が短所の裏返しであるのと同じように。

出来れば、そういうものの善し悪しを、良しとするか悪しとするかのジャッジや、
矛盾の真ん中にあるものを捉えるのは、
自分の裸眼でいたいのです。

色眼鏡でも、顕微鏡でも、望遠鏡でもなく。

 

わたしのファーストアルバム「Sharon Stones」のキャッチコピーは、
天野月子になりたかったなのですが(笑)
「天野」になってからのわたしの方が、本当の自分で生きれてるので、
人生最大の矛盾だと、中の人がそうぼやいておったとかなんとか。

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