今まで書いてきたいろんなイラストの原画、
そのほとんどは自分で保存してあります。
大きすぎてファイリング出来なかった紙のイラストはもれなく保存筒の跡がついて丸まってますけども。
なによりも幅を取ってるのがキャンバスに書いた絵たち。
押入れ1間分ぐらいありそう。
ちなみに、自分の部屋にはずーーーっとメグとライオンの絵を飾っています。
メグライオンの初回封入ステッカーになってたあの子たち。
そもそもが仕舞い忘れてそのままという流れなので、
額にも入れずに、裸ん坊で飾ってある。
自分で書いた、自分の部屋を彩るだけの絵に、額をつけるのもなんだかなあ〜〜とも思うのです。
(出しとくと汚れるから額に入れるのが正解なんだろうがな)
でも、これまでに4度、自分の絵を額に入れたことがあります。
そのうちのみっつは、結婚式のウェルカムボード用のイラストを頼まれたもの。
ウェルカムボード以外で額に入れたのは、
みなさんの多くも見た事があるかもしれない絵。
ポニーキャニオンに所属していた時、
わたしの担当さんは2回ほど変わりました。
最初に変わったのが、メグライオン制作後。
わたしの制作を離れるだけではなく、人事異動で地方へ行く事も決まっておりました。
ライヴの打ち上げの席だったか、その年の忘年会か何かと合わせて、担当さんの送別会をしました。
その時に、わたしからとある原画を贈らせて頂いたのです。
担当さんの元でリリースされたCDジャケットの絵を。
今日、13年以上の時を経て、その子が実際におうちに飾られている写真が送られてきました。
(アップしたら怒るかな笑。でもあげちゃうよ)
瞬間的に、この絵に合う額を探すのが大変だった(わたしが大変だったんじゃなくて、わたしに付きあっていろんな額にはめて外してを数時間繰り返してくれた画材屋の店主が大変だった)のを思い出しました。
華美にならず、シックになりすぎずを選びました。
ナチュラルな木を、深めの青緑色で染色した額なのです(実際は木目も見えてけっこう温かみのある感じなんだよ。写真だとちょっと分かりにくいね)
はじめて額に入れた絵だったので、
ひゃあ!!(額に入れたら突然作品感が出て感動)ってなったっけなぁ〜。
今でもこうして飾ってくれてる事、とてもとても嬉しい。
作品って、その時々の自分の精神状態が表れるものだけど、
表情でごまかしたり出来ない静物画みたいな絵だとなおさらだなあって、
久しぶりに「HONEY?」の絵を見て思ったんだけど、
書いた本人だから感じるのかなこれ(笑)
勢いだけはあるっていうか、むしろ勢いだけしかない絵だなって思うけど、
勢い以上に大事なものなんてないかもよって改めて教えてくれる1枚。