音の倉6のリハでした。
だいぶ春めいた気候のリハ2日間だったためか、
出演者女子多数の楽屋も、だいぶ春めいた話題で盛り上がっておりました(いやもう、男子禁制話とでも言うか。笑)
はじめましてーの挨拶が交わされる楽屋の中で、
お、そうか、全員知ってるのは出演者の中ではわたしだけなんだなと改めて気付いたりもして。
15年やってきて、
もう15年かーという気持ちと、
いや、それぐらいはやっぱ経過したよねという気持ちと、
そのふたつがわたしの中に同じ大きさで存在します。
自分が歌を歌い出した頃からカウントすると、
もう人生の半分歌ってきた事にも気づく。
わたしの人生初ライヴは、
クラブで行われたファッション系イベントの、
転換の合間の場つなぎのようなもの、でした。
客席側の人たちは、そりゃあ自由に会話しておりました。
だってクラブだし。
その場所が、わたしの歌でしんと静まり返った。
弾き語りだし、静まり返るだろうとは思うけど、
それでも、突然静まり返ってちょっとびっくりしたのです。
別にわたしの歌が聞きたかった人が集まってるわけじゃないし、
むしろ聞いちゃくれないもんだと思ってたから。
きっと、その場の何人かが、わたしの歌にじっと耳を傾けてくれたから、
周りの人が空気を読んで静かにしてくれたんだと思うんです。
ギターと歌を初めて3ヶ月ぐらいの、たどたどしいだけのわたしの歌をね。
でも、あの日あの会場で歌わなかったら、わたしの今はない。
今手にしている繋がりのすべてのはじまりの場所だった。
わたしには面識がないかもしれない、
このブログを読んでくれているあなたも、わたしが手にした繋がりだよ。
今、こういうところまでわたしは自分の活動を振り返っています。
長い道のりだったかな。そんなに長くないかな。
でも、あっという間というのは語弊だなとか、そんな事を考えながら。