増田ミシン、MV撮影日記。

雑音生活

増田ミシン、MV撮影日記。

増田ミシンのニューアルバム全曲書き下ろしましたが、
わたしがMV撮影したのはバラード曲です。

 

曲は、メロディーのアップダウンとかをもっと増やしたくなるのをぐぐっと堪えて、ロングトーン多めで作ったので、
デモ段階では非っ常〜に地味な感じで、
どう完成するのか予想がつきませんでした。

歌入れの時に、
あー、これはミシンの声にめっちゃ合ってる、というか声と合ってるからなのかメロも引き立って聞こえるしあわせ!と思ったです。
森さんアレンジのピアノが本当に素敵で、風景描写をしてくれてるようだったってのもあって、このMVを撮ろうと決めました。

 

ちょいと電車に関連した曲なので、
無理だろと思いつつ、撮影OKな駅や線路はないのか探しました。

駅とか線路、あるにはあるです。
でもけっこう高額なお支払いをしなければならないか、もしくは遠くて車なしでいけるような場所にはない。

いろいろ探すうちに、見つけたのです。
貸し切れる電車がある事を。しかも都内で。

列車内でライヴをした人や、結婚式をあげた人もいます。

撮影も、許可が下りれば可能。

これ、有名なのかもしれないけど、わたしははじめて知った事で、
電車にひとりでいるのを撮りたいぐらいだけどそんなん無理やろとはなから諦めていたので、
まさに、キタァアアアーーーー!!!でした。

というわけで、もろもろの手続きをして、電車を貸し切らせて頂くことに。

これは試しにiPhoneで動画撮影したやつの、スクショです。

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電車内で撮影できる時間は45分。
その中で、いかに思い描いたものを撮れるかってとの闘いだったので、
ひたすら録画する事だけに集中してました。

貸切でも、駅には止まるんです。

しかも駅間がめっちゃ短くて、
歌はじめなのに停車されてしまったってのも何回かありました(笑)

 

ちなみに、例のBOSEのポータブルスピーカーは、この撮影のために買う決断をしました。
ロケでのリップシンク(歌うシーン)の場合、iPhoneなどのポータブルプレイヤーをポケットに忍ばせてイヤホンモニター装着して歌うってやり方もある(「風船」はそうやってます)んだけど、増田さんショートヘアーだ、イヤホン無理です。
iPhoneの音量最大でかけても、電車の走行音に勝てる気がしなかった。

持っていって正解でした。

 

電車のシーンの後に、3箇所移動をして、他のシーンを撮影しています。 

当日は微雨、という予報だったんだけど、
途中で本降りになってしまって、悔しいけど急遽室内に差し替えたシーンもあります。

雨降り&カメラのバッテリー充電のために休憩するわれら。

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あーもうこんなんで傘さすのめんどくさいーってなって、小雨の中ズカズカ歩いていると、
そっと傘を差し出してくれるミシンの優しさ。

いつも持ってないはずのアイテムを持っていると置き忘れる天野ですからね、
見事に買ったばかりの三脚を置き忘れて、忘れ物預かり所まで引き返したりもしました(汗)

忘れ物がちゃんと預けられる日本ってマジ素晴らしい!!

 

帰宅してからさっそく編集開始したので、MVはほぼほぼ完成しています。
しかるべきタイミングで公開出来たらと思います。

シンプルで、シーンの切り替えも非常に少ないものですが、
もう1曲MV撮るなら、素の増田さんが伝わるような何かをと思っていた事は、成し遂げられた、と思う。

楽しみにしていてください。

撮影のラスト、赤いビールを飲む増田さん(飲んでいいよってわたしが言った)

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追記

わたしたちが貸切で撮影する事を知った鉄道会社勤務の某アーティストのお父様(←わかる人はわかるはず)のはからいで、
鉄道グッズをたくさん頂きました。(これは一部です)
ありがとうございました!

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