あの子猫。

雑音生活 ねこ

あの子猫。

4月下旬に保護ボラさんにご飯の寄付をしたりしたんだけど、
その数日後に、クローズドの里親会(保護ボラさんの猫さんたちの里親会)にて、
あの子猫のトライアルが決まり、
本日、無事、正式譲渡が決まった事を教えてもらえました。

昨年、寿命で猫を亡くしたご一家のところに嫁いでいきました。
ずっと猫を飼ってきた、とても猫が大好きなご家族だそうです。

お姫様のように、手からご飯を貰ったり、撫で回されたりしてるんだとか。

 

わたしは、麦さんの子猫時代を知りません。
どうやっても知ることが出来ない。
見たかったなぁって今でも時々思う。

という事をふと思い出してですね、

新しい飼い主さんが、その子の子猫時代を見てみたいと仰ってくれるなら送ってあげてほしいという言葉を添えて、
何枚か、可愛く撮れた子猫の写真を保護ボラさんに送らせて頂きました。

そのお返事のように、新しい家で生活する子猫(もうすっかり大人だけど)の写真が送られてきました。
幸せそうな顔になってた。

ペットを飼った事がある人って、この、人間と暮らすようになってからのペットの表情の変化って、分かりますよね。
野良猫も、ペットショップにいた子もあっと言う間に家猫の顔になる。

子猫といたのは、10日ぐらいだったけど、
顔がね、どんどん変わってくるのを見ていて、
飼ってあげられない罪悪感と戦いました。

10日も一緒にいたら、家族になっちゃうんだよ。

保護ボラさんに引き取って貰う事だって、子猫にしてみたら、捨てられる事と変わらない。
保護ボラさんの迎えの車の中に乗せた、あの子の悲しい目を覚えています。

だから、こんな辛い思いは二度とさせたくないし、こっちも二度とすまい、
もう痩せっぽっちな野良の子猫と出会ってしまったってわたしは手出ししないからなって、

思ったんだけど、

新しい家族が出来ましたよって報告を受けたら、本当に嬉しくて、
おれ、役に立てたんじゃね?とか思って、

またそんな機会があったら保護してやってもいいぞ、どんと来い
みたいな大きな気持ちになっておる現在です(笑)

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君につけた保護ネームは、紬(つむぎ)。

新しい名前を貰って、やっとめぐり逢えた家族と、幸せに暮らしてね。

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