わたしはアルバムを作っていた時から、正直このライヴの事しか頭になかった。
前作『ビューティフル・デイズ』の『帰り路』で歌った、
本物の雑草ならまたたく間に茂ってここまで戻れる
という公言を、目の前で果たさねばならないと思っていたから。
ライヴがいいものだったかどうか、やってる間ってよく分からない。
奏でる事に集中してるから、あんまり記憶にないの。
いつも、終わった後のみんなの顔や言葉で分かる。
今、合格点が出せたぞっていう、ほっとしたような、幸せな気持ちが持続している状態です。
という前置きはさておき、
2019年6月22日(土)、
約2年ぶりのワンマンライヴ『Five Rings〜祭典〜』
いかがでしたでしょうか。
写真とともに振り返っていきましょう。
1曲目は『箱庭』に決めていました。
この曲は言わずと知れたわたしのデビュー曲。
シャラさんのギターで歌うのは10年ぶりだった、デビュー曲。
そこから、最新アルバムの1曲目「HEAD AMP」。
一気に18年をまたぐ。
そういえば、しんくんはももんがみたいな服着てたな。
きのこの山ヘアーと相俟って、ファンタジーの住民になっておる。
3曲目『はだかの王様』
ほんとにこの曲のアレンジ世界が好きで、
好きすぎて何度も繰り返し聞いちゃうから、実質的にこの日のセトリの中で一番練習してたんじゃないかと思うよ(笑)
勝手に身体が動くまま歌ってたけど、この日ライヴに来れなかった方は、是非天野のへんてこな舞いをDVDで確認してやってください。
ていうか誰か振り付けしてほしい。
この日の衣装を、これにしたのは、めっちゃ動き回りたかったってのが一番の理由なんだけど、
何気にギターが似合う服だったからだったりもする。
デイジーちゃんも、クロも映える映える。(クロは下へスクロールしてやってくれろ)
これは赤いから、『蝶』なのかな。
これは『聲』だね。
シャラさんの弾いてくれたギターソロでどれが一番好きかと聞かれたら、
ストリングスと絶妙に絡んでる『聲』だって、わたしは答える。
何度聞いても、感情を持っていかれます。
しんくんも上を向いている。あなたの声が雑踏になったんだろう。
『Howling』は、歌ってて後ろが見えないわたしでも、
今、すっごい照明綺麗じゃね?って思いました。
陽だまりのような感じがしたよ。
『Howling』と『Daisy』は、
世界観は違うかもしれないけど、どっちもとても大事な曲。
どっちも、音楽ってこういうものだよねっていう、そういう事を歌ってるからかな。
共鳴したくて音楽やってるけど、歌っていくために手放したものはたくさんあるよ。
わたしは不器用だから、全部掴んだままでは出来なかった。
からのウロちゃん(ウロボロス)
小さい頃、女の子と遊んで来なかったからなのか(男の子たちと聖闘士星矢ごっこしてたような子だよ。わたしはいつも瞬の役で、兄さん言ってれば良かっただけの簡単な立ち回りだよ)
わたしは女性ってちょっと苦手だったんだよね。
今でも得意じゃないと思うよ、女性。
守ってあげなくちゃならないって思うからかな。
わたしはそうじゃないから、扱いが分からんのよね。
危険人物だと線を引かれることもあるしね(笑)
大丈夫怖くないよ、あまのけっこうやさしいよ?(笑)
『ウロボロス』のアレンジャーさんには、こういう感じの、わたしの人となりも伝えました。
からの、後半戦です。
曲を書いた時、『日曜日』がこんなにライヴ映えする曲になるなんて、思いもしなかったよ。
でも、楽しい休日って一瞬で、もっともっと長かったらいいのにって思うのに、
点滅する踏切も、混雑するエレベーターもやたら長く感じるって、今でも思うよ。
人間ってやつは我儘だ。
『ロックンロール・スター』、カウベル叩きたくて、DEMOから入れてました。
ライヴで叩きたいから、アレンジもカウベル入れてくださいってお願いしてた。
念願の!!!!!
イントロ部分しかカウベルないもんでね、その他はどうなるかというと
↓
↓
あの人すりこぎ持って歌ってる〜(※カウベル専用スティックです)
カウベル ってけっこう重たくて、なにせ鉄だからね、持ち運びの時に袋とかどうすればいいんですかね?とけんちゃん(マニピュレーターの)に真面目に聞いてみたら、
「(牛の如く)首から下げちゃいなよ。つっこちゃんなら大丈夫だよ」
と言われたわ。
ウォオ〜ウォオ、ありがとね。
続いて『テレフォンショック』
「彼氏の気持ちがわからない、好きは言うけど愛してるって言わない」
というとんでもなお悩み相談をしてきたわたしの友人は、
その彼氏と無事結婚しました。おめでとうよ。幸せになれよ。
『テレフォンショック』ね、歌っててめっちゃくちゃ楽しいから、カラオケ配信されるといいなあ。
みんな、リクエスト頑張ってみて。
からの、『鮫』。
突然振ってみたけど、みんなちゃんと言えたかな、「トムパーーーーンクス!!」
最近、のぞむを見ながら歌いたくなるトムパンクスだよ。
特に理由はないよ。困惑気味に笑うのぞむの顔が見たいだけだよ。
わたしはちょっと冷たい人の方が好きなんだ。
周りから、あの人は冷たいって誤解されがちな人っていうか。
でも、その人たちを、
わたしにここから振り向かずに走って欲しいんだろって信じてきて、良かったって思うよ。
あなたちはわたしのミッシングリンクで、
あなたたちがいたからわたしは伸びようと思えた。
今は、そんなわたしが伸びていくのを、楽しみにしてくれてる人たちがいる。
うまい事言った感。
『野蒜』はきっと、そんな曲だよ。
『ツキガサ』はアンコールに持ってきました。
MVではツキガサどんに出演してもらったけど、あれはわたしの曲。
まぶしさに眩んで前を見失ってもいいよって思えるアンコールだった。
これから作業たくさんあるから、前を失うとまずいんだけどね。
わたし、被り物とかけっこう似合う方だと思うんだよ。
耳つけて帰ってきた時の、客席側の笑顔、嬉しかったな。
みんなの分も用意した方が良かったかなぁ。
しんのぞは絶対似合うけど、シャラさんもけっこうイケてるとわたしは思うよ(ニコニコ)
メンバーのみなさん、祭典Tシャツに着替えてくれてありがとう。
着替えるって聞いてなかったから、サプライズで嬉しかった。
これつけたまま『ビューティフル・デイズ』弾き語ってしもた。
まあいいか。
以上『Five Rings〜祭典〜』でした。
なんと、収めてくれた写真の枚数は2000枚超えてました。
悩んでセレクトから外したものだけ、ブログに使わせてもらってます。
山本さん、その他カメラマンのみなさん(すまぬ、名前がな、わからんのだ)
撮影ありがとうございました。
お越し下さったみなさまをはじめ、このライヴに関わってくださった皆々様、本当にありがとうでした。
もっと俺はやれたはずだって反省点もあるので、
ここからまた気持ちを引き締めて、伸びて行きたいと思います。
次のワンマンは9月。
どんなライヴにしようかな。