届いた風と、吹かせる風。

雑音生活 ひとりごと

届いた風と、吹かせる風。

昨日のリハの時に、
「この曲は、深く胸に来るものがありました」と言われた曲があって、
なんだかとても嬉しかった。

以前、
墓穴のような、あまりにも深い穴を掘ってしまって、
自分はその中に落ちて、
どうやっても自力で這い上がれそうにないから中から助けて欲しいと叫んだら、
いろんな人が手を貸してくれて、
もう二度とここには落ちてはいけないよって、
いろんな人が溢れんばかりの土を持ってきて埋めてくれたもんだから、
わたしの穴はあっという間にこんもりとした丘になって、
わたしは今もずっと、みんなが埋めてくれた丘の上にいる、
というような話をしたのを覚えている人はいるだろうか。

自分が掘り進めて深く広げてしまった穴は、
誰かが埋めてくれるとは限らない。

わたしの、どんどん人の手によって埋まっていく穴を見ながら、
なんて運がいい奴なんだという苛立ちを感じた人もいて、
わたしが、自分の穴を埋めてくれる人たちに感謝するのに思いっきり時間を割いたために、
置き去りにしてしまった人たちもいる。

そういう人たちは、
無数に分かれた、
わたしには渡ることが出来ない交差点の向こう側にいる。

会いにいけないから、
遠く離れた場所から、援護射撃を送るのだ。

元気にしてますか。
いろいろあるけれど、わたしは元気です。

今日は、交差点の向こう側すぎて、
本当に輪郭さえなくなったような、
そんな古い友人たちの歌を聞いていた。

君たちの歌は、わたしにはいつだって援護射撃。

ああ 遠く聴こえる 透明なファンファーレ♪

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