身体の記憶。

雑音生活

身体の記憶。

先日、ちょっと時間が余っていたから何の気なしに入ったカイロプラクティックで、
人間は、自分にとって有害であるという物質に対し、
その物質を体内に取り込む前から「嫌だな」という警告サインを出している、
という話を聞いた。

とっても興味深かった。

例えば、アレルギー。
アレルギーは、実際に体内に取り込んだアレルギー物質に反応しているだけではなく、
アレルギー物質がそう遠くはない周りにあるのを感知して、
自分の身体を守るために、どうにかアレルギー物質を体内に取り込まない様、免疫防御システムが過剰反応している、

という仕組みなのだそうだ。

花粉症のみなさん、
窓を閉め切った部屋の中にいるのに、くしゃみ鼻水、出ませんか?
目も痒くなるし、喉も痒くなりますよね。挙げ句の果て耳の中も痒くなるし、 顔だって痒くなることもある。
室内にいるのに、だ。

わたしはこの話を聞いて、目から鱗だったのと同時に、
自分の身体の反応に対し、とってもとっても納得したんです。

この、触れてもいないのに過剰反応している部分を改善して、アレルギー物質を身体が過度に拒絶しないようにする、という治療法があるにはあるようです。
(改善するかは個人差があり、絶対じゃないのと、アナフィラキシー関連については分かりかねるので、気になる方は調べてみてね)

実際に触れてもいないのに「嫌だな」っていう勘が働くことって、ないですかね?
その逆もです。
良くも知らないのに「すごくいいな」って勘が働く事。

わたしは、こういうのがいちいち鋭い方で、
むしろその勘の鋭さで生きてこれてる部分、めっちゃあるんです(笑)
わたしなんか、そういう「勘」とか「自分自身の波」を何よりも一番信用してる人間かもしれない。

「過剰防御反応」は、過去にあった身体の記憶が引き起こすんだそうです。
脳では「今と昔では違う」と分かっていても、身体が勝手に防御体制をとってしまう。
同じ状況になると、昔こんな事があったなという身体の記憶が、同じ症状を呼び起こす。

というのを考えていくと、
いろんな症状が、いろんな「勘」自体が、身体の記憶によるものなのかもしれない。

人間の身体は不思議です。


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