「水族館」予約いただいていた分の発送は、すべて完了しました。
というわけで、
「海のダイヤ」ライナーノーツ、したためます。
まだ聞いてないんじゃって人は回れ右です。
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回れ右した?
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ほいじゃ、いくよ。
最初は別のモチーフで曲を描こうとしていました。
AMANO FAIRでも話した通り、
わたしはその生き物についてそれほど詳しくなく、
世界レベルでもまだ生態の詳細が判明していない生き物で、
とてもとても苦戦して、
このモチーフから頭を切り離そう、そうだ、そうしよう
となり、
水族館で目に飛び込んでくる風景に心を沿わせて行った結果、
「水槽」という言葉にピンと来たのです。
水槽。
本当はもっと広い場所で生きられるはずなのに、
小さいエリアの中で泳ぐ生き物の事を思いました。
広い場所へ飛び込んで行った方が人生が豊かになるタイプと、
その逆がいます。
良い悪いではなく、それぞれの性分であり、
それぞれが活きる場所の事だ、とも思っているけれど、
わたしの母は、狭い場所で生きる事が性に合っていたタイプで、
わたしは小さい頃から、そうではなかった。
さよならには、同じ大きさの自由がついてくる。
水槽の中ではなく、海を渡り泳ぐくらいの自由が。
なんてことを思いながら書いた曲です。
ちなみにですが、海鳴りは、雷みたいな音のようですよ。

通販ショップの発送業務手伝いでめちゃくちゃ忙しかった最中、
世の中にはお彼岸というものがあったらしく、
毎日のように
墓には迎えにいったのか
みたいな連絡が立て続けにあって
ゆきこは〜そこには〜いません〜〜
ねむってなんか〜〜いません〜〜〜♪
と口ずさむ日々でしたが、
桜が好きな人だったので、家に桜を飾りました。
お花屋さんに、
わたしは花が生けられないから、フラワーベースにそのままボンっと入れられるように簡易の花束にしてほしいとお願いして、花を選んでいったんだけど、
お花屋さんの花の扱い方や生け方がめっちゃかっこよくて、
ほれぼれしました。
わたしはね、
お彼岸やらお盆やら、そんな決まった行事で弔うことよりも、
ふとした瞬間に思い出がよぎる事の方がずっとかなしくて、誰とも共有できなくて、尊いと思ってる。
昔からずっとね。