AMN’24 THE ACOUSTIC写真日記（中編）

写真が多めなので、前編・中編・後編に分けます。
小山さん、たくさんの写真をありがとうでした！

さて本番です。

同率21位：HONEY?／傀儡／サンドリヨンの番犬／パブロフ（14票）

AMNリクエストアワーは、バンド編成もアコースティック編成も、わたしがギターを弾く曲が少ないので、
ギターを弾くなら、ちゃんとわたしのギターが前に出るようにしよう、
というアイディアの元、HONEY?は途中まで弾き語りでした。

ここからバンドが入ってくるんじゃないかなって予想を裏切る入り方です。

ひらもっちゃんの蝶ネクタイがかわいい。

HONEY？のデモテープは、ギターの弾き語り一発録りで作りました。
全然機材持ってない頃だったのよね。

で、自分が弾くだけのデモテープの段階では譜面起こししないため、
記憶力だけを頼りにした一発録りだったので、
ものっすごい回数録り直す羽目になって（笑）

その経験から今現在に至るまでずっと暗譜できている状態ではあります。
若かりし頃の記憶って強いんだなってなる。

HONEY?はアーカイヴ視聴会でもポストした通り、
非常に天野らしさ全開の曲を書け、というオーダーがあって書いたんだけど、
裏テーマは、21世紀の女、だったりもしました（2001年デビューなので）

恋人だとか夫婦だとか、パートナーだとか、
そんなカテゴリーに入らず、
たまに会いたくなるから会って、たまに一緒に時間を過ごしたいから過ごすといった、
お互いの間だけにしかない関係は、
実に危うく、しっかりとした計画的な未来もないけれど、
ふたりの関係性が、お互いが何者になっても変化することなく長く続くのなら、
カテゴライズされたものよりもずっと強い、とわたしは信じてる。
なぜなら、形がないので、自分たち以外の誰にも壊せないから。

そんなわたしだから、いわゆる幸せとは縁がないのだろうと思うので、
良い子は真似をしないように（笑）

THE ACOUSTICは、めちゃくちゃリクエストが割れました。
だからランクインした曲の票数も少ない。
1票差で最後まで続いています。

傀儡は操り人形の事で、
あんまり良くない意味で使われがちだけど、
自分より経験値の高い人に操られたかのように動かされてはじめて習得出来る事って、あるんです。

昨年はじめてアコツアーをした時に、
月ちゃんは素直だから、月ちゃんがどう歌唱するかは俺たち演奏陣の采配にかかってるんだ、
俺たちが熱くなりすぎるとアコースティックじゃなくなるから気をつけて、
って話が出た事があるのね。

わたしが素直な事、よくお分かりでwwwwと思ったけど、
みなさんが奏でてくれるものに素直に反応して、楽器に寄り添い共鳴して歌っていたいって気持ちが、わたしは昔から強い。

だからデモテープと、実際のレコーディングでの歌唱が全然違うこと、多々あるよ。
音に操られる感じなんだ。
でも素直に操られるから、出せる声、録れる声ってものがある。

こういうのって、歌う人の性格によりけりなんだけどね。
どんな曲を歌っても声質や歌唱法がブレない人は、頑固だからなんだろうなと思うけど、
そういうボーカリストが圧倒的に多いとは思います。

サンドリヨンはシンデレラの事。

シンデレラは、ぜっっっったいにわざとガラスの靴を置いていってる。
けど、そういう事は絶対にしたくない、
アタクシを血眼で探して、ちゃんと迎えに来いというタイプの女子もいるはず。

この曲は女子に密かに人気なんですよってリハーサルで話したら、
え？俺も好きだけど？と平井先生が言っていた。
平井先生、乙女疑惑。

パブロフは、ニューアコースティックアレンジ曲のひとつ。
イントロで分かった人は通だと思います。

メンバー紹介。

ラムネタイム。
とにかく集中力が必要なTHE ACOUSTIC、
HONEY?終わった段階で、MP半分まで削られてるんだわ（笑）

同率17位：青紫／時計台の鐘／1/2-a half-（15票）

1/2はね、多分7年前のリクエストアワーぶりだよ、わたしの記憶が正しければ。

青紫は、ロックのランキングが惜しかった勢ではありました。
きっとアコースティックの票とで割れたんだろうな。
アコではランクインするんじゃないかなって、リクエスト募集前から思ってた曲でした。

時計台の鐘は、楽曲自体が冬っぽいという理由で、春〜夏はなかなかやらない曲になっている傾向ではあります。
アルバムリリースが12月だったからね、そういう季節感があるのは分かる。

去年のダイニングステージで3人編成でやったので、そんなに久しぶりな感じはしない曲ではありましたが、
全員で演奏するのはかなり久しぶりかもしれないね。

リハーサルの時に、
音的な事ではなくて気持ちの持ちようだけなんですが、
デートに遅れているという曲の仮面を被った、
別れの予感がとてもしている、
気持ちの移り変わりについていけないから、時間が止まってしまえばいいのに、
という曲である、という説明をちょこっとさせて頂きました。

会いたいけど、会いたくないから揺れている。

今までのイントロで何の曲なのか一番わからなかっただろうなって思ってた、1/2-a half-。

1/2-a half-は、青紫と同じく、もともとは提供曲として書いた曲で、
酷いとしか言いようのない、
こんな歌詞になる事は絶対にないが、こう言葉をはめるとメロディーが生きます、という仮歌詞を書いてしまったがために（どのぐらい酷いかというと、「牛乳捨てた」を超えるぐらい）
それを自分でもう一度書き直さなくてはならない苦行が伴ったおもいでです。

ちゃんとレコーディングスタジオで仮歌詞の仮歌も録ったんだけど、
実際の歌入れの時のアシスタントエンジニアさんが、仮歌録った時と同じ人でね、