さて本番です。
ここからは盛大なネタバレを含みます。
本公演を10日までに、配信で、まっさらな状態で視聴されたい方は、回れ右してください。

アコツアー2025は、
アルバム「ホモ・サピエンス」の曲順含め、
絶対的に「HONEY?」が1曲目である、それ以外考えられない、
という感じでセトリを組み立てました。

ピアノの、とっても静かな夜のような音色にわたしの歌が重なり、
少しずつ楽器が増えていって、音が重厚になっていくアコースティックサウンドの醍醐味を、
みなさんに初っ端から体感して頂きたいという気持ちでの1曲目です。
ピアノも歌も、
弾きたいように、歌いたいように、
時々どちらかに寄り添いながらの感じで、
ツアーの回数をこなしていけばいくほど、
そのリズムのない感じがフィットしたな〜と思っています。
こんにちはにはちょっと遅い時は、ロートーンでこんにちは。
であるなら、
もう陽が長くなって、こんばんはにはちょっと早い公演では、
ハイトーンでこんばんはをするのはどうだろう?
と無茶振りしてみました。
1オクターブ高い、みんなのこんばんは、配信で楽しんでください。

みんないい顔(笑)



生ちゃんさすが、こなれてるわ(笑)


さて次曲へ参ります。

原曲では叫ぶように歌う「人形」
腹筋で支えて歌う曲であったから、
ソフトに歌うのが最も難しい曲のひとつではありました。
逆の方がずーっと簡単なんだ。餅は餅屋ってのが頭をよぎるわ。




続いて「CRITICAL ERROR」
この曲は、実は生ちゃんからAMNで投票されてた曲なんです。
思う存分堪能してくださいという気持ちで、今回のセトリに入れました。
籠島さんにはじめてアレンジしてもらった楽曲でもあるので、思い出深かったりもするです。
配信エリアのみかさん。






続いて「ミッシングリンク」
保護した猫との別れ、がきっかけでこの曲を作ろうと思ったけど、
もうひとり、わたしの活動のとっても近くにいてくれていた人へ向けた曲でもありました。
わたしの中で、ダブルミーニングなのです。
自分の好きなことをしたらいいのに。
やりたいことがあるなら、そっちに向かっていっていいのに。
そんなことを強く思っていた時期だった。
今はおばあちゃんになっても仲良くしてておくれ、って思うから、
この曲も、あの時にしか書けなかったなって、とても思うです。


豊橋で移動時間が余ってしまって、のんほいパークを楽しんできてしまったという告白がされたところかと思います。

天野「へえぇええええええええ」

いいです、ひとりで行くんで。
さて次曲。

ツアー本編では、ここからの3曲が日替わりコーナー(1)でした。
吉祥寺は、今回のアコツアーで初披露になった曲ばかりをセレクトしてみたよ。
「Hello」
この曲は、なかなか通常のライヴではやらなくなった曲のひとつ。
置き場所が難しいんだよね。
ツアーでたくさん歌えて嬉しかったです。




続いて「天の樹」
こちらも、原曲自体がロックアレンジされてる曲ではないので、置き所が難しい。
アコだといかようにもなるのではないかと思って、セトリに入れておりました。


この曲のアコアレンジは、
わたしからの「コードを無視してでも、カオスの中で歌いたい」という要望を汲んで頂いた感じです。
楽器が好き勝手に鳴っている最中で歌いたい気持ちだったので、
めっちゃくちゃ楽しかったです。

次は「贅沢な日々」
季節的にも、The Humankind Odysseyというツアータイトルにも合ってる曲だなと思っています。



次曲です。スタンドマイクをセットした。

イントロでピンと来た人もいたんじゃないのかな。
「Love Dealer」


余談ですが、バレエは手のひらを見せてはならない決まりがあります。見せない方が踊りとして高貴だからなんだけど、
「Love Dealer」の「気高く〜」のところで手のひらを返すのも、そういう理由だそうです。






次曲「聲」
この曲は、アルバム「ホモ・サピエンス」の制作時から、2番いっぱいまで落とす(盛り上げない)というのがテーマ。
3サビまでは盛り上げたら負け、みたいな気持ちです。











さて特典CDの歌です。
7月の特典CDも同じ曲ですが、もうネタバレいいよね。

昨年の12月末、首都高で渋滞の最後尾にいたところ、
はるか後方から向かってきたスマホ見ながら運転の後続車クソ女に、
ノーブレーキで激突された出来事があったんだけど、
その時に得た教訓を曲にしたのが、今回の特典CD
「あふれるほどのやさしさを〜安全運転のうた〜」です。




みんなが歌うところ4回あるよ、という説明。




ミュージシャンはおっかけも歌うよ。




次曲「東京タワー」
ぐぐっと昭和のかほり漂うアレンジでもありましたが、
スカイツリーがモチーフとなっている「天の樹」と合わせてお楽しみ頂ければです(笑)



籠島さんとじぇっとさんが、お客さんの反応を見てにやついておる。

次曲「ハジケトブゲノム」
アルバムの中では唯一のカラっと明るい曲だったんじゃないかと思う。





生ちゃんソロ!




「キラーエイプ」
個人的にこの曲は大好きだったりする。
今回のアレンジも、最の高でした。


キラーキラーキラーはみなさん歌ってね。


続いて「相対性理論」







相対性理論、どっちのアレンジも楽しいよね。




次曲「骨」


水を置いたテーブルが遠すぎて、そっと近くに持ってきてくれるひらもっちゃんの優しさ。



「骨」はけっこうテンポ感が難しい曲でした。
原曲から10近くテンポダウンしてはいるんだけど、
THE バラードって感じにしたくないというわたしの気持ちが、ツアーの途中までバックの演奏とずっと戦ってた感じ。
ちょうどいいところに辿り着いたな〜〜ってところで大千穐楽だった。



次曲「HANDS」
アルバムにこの曲を収録するかどうか、最後まで悩んだ曲のうちのひとつです。
この曲にいい思い出がない人もいると思う、聞きたくない曲かもしれないと思って、
アルバムからは除外したんだけど、
ツアーではやろうよって話でまとまっていたんです。
披露させて頂いた各地で、HANDSが聞けてとても嬉しかったという声が多く、
神戸公演以降、日替わりメニューからレギュラーメニューに変わりました。
同期がない完全生演奏のライヴは、急遽のセトリチェンジが可能です。
むしろそこが醍醐味。
みなさんの声でこんな風にセトリを変える事が出来たの、嬉しかったです。

顔で弾く平本。



顔で弾く平本。

「音叉」
この曲はアコースティックでも出来ますか?ってところから打ち合わせしたです。
全く違うタッチにはなっているけど、
それぞれを重ね合わせようという歌詞に込めたものが、
各演奏陣のソロ回しになる、わたしの想像の斜め上を行くアコアレンジ、感動しました。








スイッチング、今回も素晴らしかったと思う。

天野は◯◯式で泣いた試しがないけど、みなさん泣くの?


急に話を振られてしまったひらもっちゃんの返答、最高でした(笑)

わろてる。



新曲「人間失格」
自分ダメだな〜輪になじめないな〜って事を感じた事がある人、けっこういると思う。
わたしはね、小学1年生の頃から成績表にそんな指摘が書いてあった人間でした。
ひとりぼっちでいる事が多く見られます。
いろんな人と仲良くなれるようにしましょう。
ほうっておいてくれる?って思ってたな〜。
興味のある人のところへは自分から近づいていくのよ、
今周りにいる人が合わないだけなんだわ、って子供だったし、
大人になってからも同じです。



でも、人と関わってないまま大人になったから、
いざとなると、どう接していいか分からんって感じでした。
上辺で人と付き合えないし、
あ、この人の仕事に対する姿勢ダメだな〜ってなると思いっきり態度に出るので、
たくさんの人の地雷を踏んで、たくさんの人を怒らせて、 たくさんの人を傷つけてきたと思う。
そのまま大人になったけど、
少しだけ「思っても言わない」ってのを覚えた感じだな。


ラスト「Howling」










アンコールありがとうございます。

2025年11月22日と23日、
天野月15周年記念前夜祭と称した2デイズライヴ@下北沢シャングリラを開催いたします!!!
みんな来てね〜〜。
※詳細は夏すぎにでも告知いたします
アンコール「スイミー」














ダブルアンコール、、、だと、、、、?
楽屋で飲み物飲んでいた天野は思いましたとさ。
ここからは会場限定のダブルアンコールです。
まじで用意してなかったので、舞台裏で「なにやる?なにやれるかな?」って作戦をしておったです。
ツアーでは何回かやってきた、大丈夫じゃね?いけんじゃね?って軽い話し合いだけで出てきたよ。

譜面確認しようとしたけど、譜面持ってなかった(笑)

平井「ソロは誰弾くんだっけ?」
生ちゃん「平井さんですww」
さあいくぞダブルアンコール、演奏しはじめたら、勝手に手や口が動くはずだぜ(笑)
「たまねぎ」











吉祥寺公演、写真日記でした。
お越しくださったみなさん、配信で楽しんでくださったみなさん、ありがとうです。
またこのバンド編成でアコースティックライヴが開催できますように〜。
PHOTO BY:Kosuke Koyama
アコースティックツアー2025
吉祥寺公演
アーカイヴ一斉視聴会のお知らせ
5月10日(土)20時半より
アーカイヴ一斉視聴会を開催します。
①配信動画を7分15秒のところまで進めて一時停止でスタンバイ
②20時半になったら再生する
コメントロム専・黙って参加・途中参加・途中離脱、なんでもありです。
ハッシュタグ
#天野月アコースティックツアー2025
をつけて、感想等をXへ投稿してやってください。
みなさんの参加をお待ちしております。
配信チケットはこちら。(5月10日20時まで発売)