花蝶風月、ライナーノーツ。

雑音生活 ライナーノーツ

花蝶風月、ライナーノーツ。

もうすぐ発売日!(10日ぐらい前からすでに販売してますが)
という事で収録楽曲のライナーノーツをちょこっと書いておきます。

怪獣

ライナーノーツはここにあったりはするよ。

上記リンク先の記事は、承認欲求の塊についてつらつら書いてありますが、
わたしのような職業は、承認欲求が強くないとやっておれない部分あります(笑)
そもそもが承認欲求強いので、満たされない or 満たされすぎたなどのいろいろで、その気持ちが拗れている人もけっこういます。

拗れてしまって、いい事なんかないけど、
ひけらかすようなものでもないので、
ポケットの中に大きな夢を忍ばせて、いつでも取り出せるようにしておきやしょう。


花一匁

童謡の花いちもんめ、
勝(買)ってうれしい♪負けてくやしい♪
のあれですが、
あの歌の起源は花の値段を歌ったものというのが有力な説でありつつも、
人身売買だった説もあるにはある、
ちょっとブラックな歴史のある曲です。

匁は重さのことで、1匁は3.75gです。
5円玉の重さが1匁ジャストで、
花いちもんめが発祥した頃のお金に置き換えると銀貨に相当し、
銀貨1匁はだいたい2,000円あたりのようです。
ちなみにプチ豆知識ですが、
銀貨は1枚いくらではなくて、1枚の重さがいくらかで金銭価値が変わるお金でした。
だから1枚が1匁の事もあれば、5匁で作られている事もあるです。
1匁って事は、一番金銭価値の低い銀貨1枚の事に置き換えられるともいいます。

銀貨1枚、という言葉から
「銀猫」(=銀貨1枚で買えた安い娼婦)を思い起こす方もいるかもと思う。

「花一匁」を書いていて「銀猫」のお友達だな〜って気持ちになったです。
売っているものが花なのか、ぬくもりなのかの違いがあるだけ。

わたしは決して高級花売りではないけれど、
安価な花を売る事と、自分を安く見積もるのとは別だ。
そんな気持ちで書いた曲ではあります。


Gravity-風月ver.-

こちらはアコアルバム『宇宙科学館』にも収録されてますが、
次曲の「人間失格」とは違って、
アコースティックバージョンが完成されすぎているから、大きく変更をしたくない、
ひらもっちゃんのコントラバスを生かしつつ、カルテッドを足すのはどうだろう?と提案して、
このアレンジに到着しました。
風月バージョンは、カルテットが主役です。

カルテットが入る事で、どうしてもすでに収録済みだった歌のテンション感とのズレが出てしまっていたので、歌い直したのと、
アコースティックギターで弾いて頂いていたフレーズをエレキに差し替えたりしています。
違いを楽しんでね。


人間失格-花蝶ver.-

人間失格のライナーノーツはこちらに書いてあります。

アコアルバム「ホモ・サピエンス」のアレンジとはガラッと違いますが、
曲を書いていた最初から「梟」の友達のようなちょっとすっとぼけた感覚があって、 
最終的にこちらの方向のアレンジになる事を視野に入れて書いた曲ではありました。
アコースティックアレンジの方が、オシャレリミックスバージョンな感じだと思っていたら、 
花蝶バージョンのアレンジをしてくださった岡さんが、ほぼ同じ事を思っていてくださっていたようで、
ですです!!!!!!
と思ったりしていた次第です。
歌の乗り方やテンポ感、何から何までまったく違う2アレンジ、個人的にとっても楽しく歌わせて頂きました。
切なさもりもりの「ホモ・サピエンス」バージョンも良かったら聞いてみてね。


うつし絵

ここにちらっとライナーノーツがあるのと、
ここでも書いていたりしますし、 
ゲームのプレミアムボックス等に同梱されていた設定資料集の中で、細かなライナーノーツを書かせて頂いてもいますが、
一応このブログにも書いておきます。

繭の、このまま互いに成長していってだんだん離れ離れになるなら、死んでしまいたい
という気持ちに、 
わたしは1ミリも共感出来ずですね、
繭の気持ち側の歌なんて絶対書きたくないと思っていたけど、
「蝶」はどちらでもないわたしの視点とゲームの内容とのダブルミーニング、
「くれなゐ」は澪の視点、
だったので
もう繭側の歌しか残ってなくてですね、 

ええい仕方あるまいと、腹をくくる気持ちでトライしたのが「うつし絵」だったのですが、
繭のその気持ちは、リアルな人間社会でも起こり得るものに、まさにうつし絵のように置き換えられるという事に途中で気付きまして、
そこに気付いてから、
生きろ そなたは美しい
という気持ちを込めて書いた曲ではあります。

なので、繭の視点や紅い蝶の世界観の中にいながらも、 
ゲームとはまったく違う物語が流れているダブルミーニング曲ではあります。
どちらも、とある終焉に向かっている事だけは確かかなとは思います。

ちなみに、ホラー的な美しさがふんだんに盛り込まれた零シリーズの中でも、
最も、ディレクターさんの美的嗜好が色濃く滲んでいるのが紅い蝶だと思っているので、
とっても美しい曲を書こうとトライしました。
絶望を見た事がある人間の微笑みは美しいと、わたしは思う。


プリズム

一応、この記事の中にもちらっと書いてはいるんだけど、
探すのが大変そうなので、改めて書きます。

わたしは普段、自分で言うのもなんですが、なかなか地味だと思います。
それがひょっとすると最大の特徴かもしれないですが、
表方をやっている人間だと、普段の生活の中で気付かれた事がほぼないです。
美術系の人なのか、スタイリストさんなのか、と思われる事がほとんど。

わたしのようなタイプを、
スイッチ切り替え型とか言われたりもしますが、
本人はスイッチを入れてるつもりも、切ってるつもりもないです。
天野と、中のわたしは地続きで繋がっていて、切れ目はないのです。

ただし、
曲がかかるといきなりオーラを放つ、のだけは確かだと思います。
なんならアマチュア時代の初ライヴから、変わらずそうです。
スイッチの切り替えはしてないですが、すっと曲の中に入る瞬間はあります。

ステージの上でわたしがキラキラして見えるとしたら、
それは観にきてくださるみなさんの気持ちや、曲に込められた輝きをわたしが反射しているからです。
わたしから見える客席側は、いつもめちゃくちゃキラキラしています。
そこに負けたらいけないぞ!と思うくらいの輝きなのです。
曲のアレンジも、どんな曲もキラキラしています。
歌うものとして、アレンジのパワーに負けるわけにはいかない。

わたしは名のごとく、
月が自ら光を放つ事がないのと同じで、
誰かが放った光を、反射して生きるタイプ。

だからわたしが放つキラキラは、みなさんから放たれたキラキラです。
そのわたしのキラキラが、誰かを輝かせる事もあるだろう、
そんな事を思いながら、25年の感謝を込めて書いた曲です。


『花蝶風月』たくさんのご注文をありがとうです。
CDって、なかなか利益が出ないものに成り下がって久しく、
何年か売り続けてやっと利益を出すようなものなので、
もうしばらく、CDのみで販売させてください。

配信は後日必ず行うので、しばしお待ちくだされ。

『花蝶風月』は、ブックレットのイラストを見るだけで2,500円払う価値はあると、
伊東裕さん推し25年目の天野、心の底から思います(笑)

ご購入はこちら
https://headamplab.base.shop/items/136813187

「猫といる暮らし」もよろしくね。
https://headamplab.base.shop/items/136994231

4月25日(土)発売日なのでね、
時間に余裕ができたらラジオキャスかYoutubeのラジオ配信か、どっちかしようかなとぼんやり考えております。
やる時はXとかでお知らせするので、チェックしておいてね。


天野月レコ初LIVE
花蝶風月

2026年6月13日(土)
渋谷WWW

17時開場・18時開演

♠️前売チケット
8,000円(税込・全自由・整理番号付・1ドリンク別・オールスタンディング)

♣️当日チケット
8,500円(税込・全自由・整理番号付き・1ドリンク別・オールスタンディング)

チケット発売中
https://eplus.jp/sf/detail/4498540001-P0030001

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