↓ジャケットです
この曲のモチーフとなっているのは、オスカーワイルドの童話たち。
最近ずっと、
アンデルセンやグリム、ワイルドなどの童話の原作英語版を必死こいて読んでいて、
(古語たくさんで泣きそう)
その世界観の中にどっぷりつかっていたりしました。
ワイルドは19世紀後半に起こった
恥美主義と呼ばれる思想のもと、活動した人。
耽美主義とは、
作品は、
そこに込められたメッセージではなく、
世の中こうあるべきだ、という風潮や常識を土返ししてでも、
いかに美しいか、というところに価値がある、
という思想だそうです。
だから、耽美主義者の作品の多くは、ぞっとするほど美しい。
ワイルドの作品もそう。
わざわざ、
これはこうこうこんなにも素敵に残酷で美しい、
とゆーことを繰り返し繰り返し書き連ねなくてもいいんじゃないのかね、
てぐらい美しいです。
その美しい世界観に、
今、こういう事が大切なんじゃないか、
というわたしのメッセージを重ねてみました。
そのメッセージを強調したくて、
さんざん悩んで、
主人公をロボットにしました。
(途中まで覆面レスラーでした)
第二弾となる「うつくしきもの」は、
音のある、
文章のない絵本、という形です。
この作品で、
ほんの少しやさしい気持ちになってもらえたら、
と思います。
ここには、わたしの思う美しいものが詰まっています。