生誕祭の時に、いただいていたこちらの羊羹、
ついに食してみる事にしました。
冷蔵庫を開けるたびに、「まだかな?」とにっこり微笑んでいた羊羹のその思いを、
朝昼夜、ひしひしと感じてきました。
どんなにぐきゅるでも華麗にスルーするわたしを、
時には恨めしく思ったかもしれません。
これを贈って下さった方には申し訳ないですが、
はなから、
たこ焼きようかんの方がマシなんではないか‥?
と思っていたのです。
では、実況行きます。
天野は包装紙を剥がし、中身を確認した。
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ようかん黒い!白あんだと思っていたので、ここで少し救われる。
天野はハサミで、パッケージを切り、ひとまず香りを確かめてみた。
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‥‥こ、これはやばい。予想以上にやばいかほりがする‥‥。
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震える思いを胸に、包丁でほんのひとかけら切り、口に運んでみた。
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!!!!!!!!!(涙)
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吐いちゃダメだ、吐いちゃダメだ、吐いちゃダメだ!!!!(涙)
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天野は羊羹のビニールパックをそっと閉じ、冷蔵庫にようかんを戻した。
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天野はカフェオレを飲んでいる。
それはもう、自分の過去を洗い流すかのようにぐびぐび飲んでいる。
わたしは、ジャムが苦手なんですけど、
それでも、口にした事はあるのです。
だから、食わず嫌いではなく、食って嫌いだった部類なんですね。
薔薇羊羹は、
わたしの記憶が定かなら、
腐ったアプリコットジャム+羊羹+これは薔薇‥‥なのか?なかほり、です。
かほりも、味も、
失礼を承知で言えば、えげつない変な酸味があります。
それは、さわやかじゃない方の酸っぱさです。
薔薇の香りじゃないとは言い切れないのですが、
ちゃんと嗅ぎ分ければ、薔薇はそこに確かにいるのですが、
羊羹とブレンドされた事で、
あの、腐ってもうた独特の、食べたら危険なかほりに限りなく近づいています。
(※賞味期限はあと半年近くあります。念のため)
正直なところ、
これはひどい(涙)
が実直な、とても実直な感想でした。ほんとごめんなさい。
なので、
是非お試し下さい。わたしとひとつになろう。
アプリコットジャムが大好きな人は、もしかしたらいけるかも。
つまりそのぐらい、天野はジャムっぽいものが苦手なのです。