今日は、
デートをしてきました。
↓Q様と。
まず向かった先は国立新美術館。
↓雪の中、そろそろと行きました。
国立新美術館では現在、
油絵(洋画)をやっている友人の大学を含む卒業制作展をやってまして、
それを見にいったとです。
多摩美、ムサ美、造形大、女子美、日芸の5大学の合同展示でした。
大学のカラーってやっぱりあるんだなーとしみじみ。
女子大と共学、という差だけでも作品の雰囲気が全然違いましたね。
自分の周りにどういう人がいるかという事は、
作品にダイレクトに影響して来る。
わたしもそう思って来た部分があるので、妙に納得しました。
大きな立体が好きなわたしは、
気がつくと彫刻ゾーンに入り浸っておりました。
美術館って、通常は撮影NGです。
でも、どこにも撮影禁止と書かれていなかった。
わし、途中、出来るなら記録しておきたい作品があり、
おそるおそる写真を撮ってもいいのですか?と係員の人に聞いてみたとです。
係員のおねいさん、笑顔で「どうぞどうぞ〜〜」と答えてくださいました。
↓この作品、持って帰りたいぐらい素敵かった。
全部で5体、だったかな。
身体のどこかに穴があいてる木像たちでした。
胸とか、首とか。
↓羊毛フェルトの作品もあったです。これも連れて帰りたかったです。
ちなみに、
たまらなくなって、撮影可能か聞いたのは、
この作品でした。
「友だち」 というタイトルでした。
この写真じゃ分かりにくいのですが、
両手を広げて、
「おお友よ!!!」的なポーズをしておるのです。
少し後ろで巡路を回っていたQ様に、
「すみません、写真撮ってもらっていいですか?」
とお願いしてみました。
↓
↓
↓「おお友よ!!」「おお、我が友よ!!」
美術館では、
文化庁メディア芸術祭の受賞作品の展示もしていて、
そちらにもちらっと寄って来ました。
メディア芸術祭の方は撮影不可だったのですが、
個人的に、
「rainy town」というアニメーションショートムービーに釘付けでした。
雨が止まなくなり、廃墟になってしまった街に住む、
昔の街の思い出とともに暮らすロボットの、
会話のない、ショートストーリー。
美術館を後にして次に向かったのはオペラシティホール。
河村隆一さんの「No Mic, No Speakers Consert」に行ったのです。
読んで字のごとく、
マイクもアンプもスピーカーもない、
生音生声だけのライヴに、
わたしたち2名、ご招待されて観に行かせて頂きました。
招待して下すったのは、コントラバスで出演した山田さんです。
そうです、
長い間、下の名前を「しょうてん」で変換してきた為に、
うちのキーボードで「しょうてんがい」と打ったら、
もれなく「章典街」と変換されるまでに至った、
あの山田兄さんです。
わたしの後ろを歩いていたQ様に、
再び、
「すみません、写真を撮ってもらっていいですか?」とお願いしました。
↓
↓
↓「おお兄さん!!」「おお、我が妹よ!!」
1年ぶりの再会でした。
「いや、つっこちゃんのライヴ観に行きたいな〜って思ってこの前ホームページ見たら、女子会って書いてあってさ」
と笑っておりました。
あっきーは5年ぐらい前からコントラバスを練習しはじめて、
今やロックからクラシックコンサートまで演られる、
実に幅広いベーシストとしてめきめき活動されています。
活動を目にしたり、耳にするたびに、
「うちの兄ちゃんマジすげえんよ」
と妹は鼻高々に思います。
河村さんのライヴ、本当に素晴らしかったです。
声量がすごいという事は昔から知っていたのですが、
想像以上でした。
ファルセットも、ささやくような声色も、生声でちゃんと聞き取れる。
カルテッド(バイオリンは1st・2ndお二人ずつでした)コントラバス、アコギ2本、グランドピアノの前で歌って、です。
その声を維持するのに、
どのぐらいストイックに体力作りをされてきたのかと思いました。
歌手とはこういう人の事だ、とも思いました。
月並みに言えば、圧倒されました。
また、ほんの少し立ち位置を変えたり、
歌っている顔の向きを変えるだけで、
河村さんの声が、ホールの壁に当たって、跳ね返って、自分に届く角度が変わるのです。
↓一度壁に当たった声が自分に真っ直ぐぶつかってくる感じでした
この経験は生声ならではだと思いました。
その後ろで弾いているあっきーのコントラバスの、
その音のひとつひとつのタイミングが、
「ああ、あっきーだなぁ〜〜。あっきーはこのタイミングなんだよな〜」
となんだかひどく懐かしく、
あっきーのライヴを客席で観るのははじめての経験だった事もあり、
とても新鮮でもありました。
ご招待して頂いて、本当にありがとうございました。
すごいライヴでした。
明日もあるんですよね。頑張って下さい!
兄さん、またね。