花たんさんに提供させて頂いた「ニワカアメ」、
セルフカバーをさせて頂きましたが、
花たんの声なら、
この曲から、
強がって頑張った女の子像が浮かび上がるようにしてくれるんではないか、
そう思って書きました。
普段は大声でケタケタ屈託なく笑うような女の子。
人前で泣いたりなんかしない。
ツンな雰囲気。
言ってしまえばあんまり素直じゃない。
エヴァでいうところのアスカみたいな女の子、と言えば少し分かりやすいでしょうか。
そういうイメージなのです「ニワカアメ」
だからお天気雨なのね。
花たんのキーはわたしより高いのです。
わたしのキーをそのまま上に移行した音域だったので、
まずは自分が歌いやすいキーで作り、花たん用にキーを上げてデモを送ったのです。
つまりわたしが歌う場合は若干下げる必要があるのです。
音程を下げると、低音部分が増えるので少しだけ大人っぽくなる。
そこを踏まえ、
花たんに提供したものより、より計画的に大人にしようと、
BPMも若干落としました。
この突発的な雨が上がれば、
「あたくしは別に待ちゃあしてないですけどね。あぁ泣いた。すっきりしたー」
と首でもごきゅごきゅ鳴らしながらスタスタ歩き出す女の人のイメージ、
がわたしにはあり(笑)
その、歌詞の行間感情にスポットを当てようと思いました。
ちょっと雲行きあやしくなってただけよ、的な。
切なさだけではなく、そういうたくましさを表現したいな、と。
歌う人が変われば、曲の手触りが変わって来る。
そういう違いを楽しんで頂けたらなあと思います。
歌入れをした日、
本当に俄雨が降って来ました。
さーっと降って、からっと上がり、青空が見えたのですよ。
また、この楽曲のアレンジは、宮崎誠さんがしてくださっています。
実は、データのやりとりのみでしたので、直接お会いしていないのです。
冒頭のピアノのフレーズが、
まさに晴天から降って来たキラキラした雨粒のようで、とてもとても感動しました。
宮崎さん、素敵なアレンジをありがとうございました!
いつかお会い出来たら、と思いますです。