子供と触れ合うのは、とても慣れておりません。
抱っこのしかたも、あやし方も分からないと言って過言じゃないです。
だからそこが怖くはあったのですが、
でも、
だから「ままとおと」に出たいなと思いました。
今までのライヴで、確実に、一番アウェーだからです。
蓋を開けてみたら、
ライヴどころの話じゃなく、
今までの人生の中で経験した事がないんじゃないかなという場でした。
当日観覧しに来ていた戸倉氏が、
「異種格闘技戦を見ているような気持ちだった」
的な事を言っておりましたが(笑)
やってるわたしも、まさにそんな気持ちでした(笑)
とても貴重な経験でした。
児童劇や、絵本の読み聞かせをするイベントなど、
子連れで行けるイベントはたくさんあるのでしょうけど、
音楽に関しては、
ちゃんと、ライヴハウスでやるイベントはとても少ないと思っています。
オープンスペースではなく、
クローズドな会場でライヴをやる意味を、
やる側も見る側も試されるなぁと、
そういう事も感じましたです。
セトリ
M-1 梟
M-2 汚れた犬
M-3 糸電話
M-4 轍
「汚れた犬」の前に、
「もしも公園に、キレイで毛並みも良くてふわふわしてて首輪がついてる人なつこい犬と、汚くてお腹が空いてて目つきもあんまり良くなくてこっちになかなか近づいて来てくれない犬がいて、そのうち1匹と遊ぶとしたらどっちと遊びたい?」
という質問をぶつけてみました。
圧倒的に、キレイな犬を選ぶんじゃないかなって思っていたのです。
お母さんに怒られちゃうよな、汚い犬と遊んだら、てな具合に。
半分ぐらいの子が、汚い犬を選んでくれました。
個性というのは、こういう小さな頃からあるんだなと、
むしろ小さい頃の方が顕著なのかもしれないと教えてもらった気がして、
なんだかじーんとしました。
お母さんはこういう、子供から何かを教えてもらえる日々を暮らしてるのかもしれないなぁ。
ライヴ当日、ふと思い立って、
糸電話を作って、MC用の小道具として使用しました。
糸電話の存在は知っていても、
実際に遊んだ事がない子もいたのかもしれません。
興味しんしんのまなざしの子供たちがどっと押し寄せて来て、
ねえさんちょっとばかり驚きつつ、
しめしめ(ニンマリ)でした(笑)
↓楽しそうでしょ。
ままとおとの主催者の一人は、
古くから仕事で付き合いのあった人です。
取材する側と、取材される側、として出会いました。
彼女を介し、たくさんのジャンルの人たちが枝葉のように分かれている。
わたしも枝葉で分かれた先のひとりです。
ままとおと、そういう彼女だから出来るイベントだと思います。
これからも続けて行ってくださいね。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。