例えば、
誰も足を踏み入れていない雪の地面を歩くのが好きだったり、
ひとりで知らない街をぶらつくのが好きだったり、
学校の習字の時間で、
お手本通りに書く事を嫌ったり、
書き順を覚える為の薄文字をなぞるのがかったるくてパスし続けたり、
その為に書き順がめちゃくちゃだったり。
何が一番自分の中でブレていないか、
そういう事を考えると、
この、なぞるのが嫌いだという性格に行き着くような気がする。
なぞるのが嫌いだから、
下書きを清書するのも嫌いだ。
清書が下書きを超えた事がないからだ。
これはもう、嫌いだというのを通り越して苦手な分野になってしまったのだろうと思う。
自分の書いた下書きを別紙に清書するたび、
自分のなぞる力量のなさを痛感する。
なので、結局ほとんど書かない下書きになったりもする。
2015年カレンダー内のとある下書き。
のっぺらぼう。