さっきまで無敵のジュウゴネンジャーのライヴ音源聞きながら、
DVD制作の下準備をしておりました。
曲は、
自分の自叙伝を残すつもりで作っていたいし歌っていたいなと、
そうどこかで思っています。
曲はインタビューや手記のように、
事実を克明に記したものではなく、
所詮フィクションでファンタジックな色合いをつけたものにすぎないけれど、
わたしは止まり木である事が自分の存在価値かもしれないと思うし、
もしもその木が小さくていまいち安定感がなく、
他の木の元へ飛び立たれてしまったなら、
自身の巨大化を図る、
きっとそういう人間なんだろうなって、
歌の練習をしながら、ステージに上がりながら、
自分自身を振り返れた、
わたしにはそんな15周年記念のライヴでした。
とてもいい節目を迎える事が出来ました。
自分の心のヒダで起こったざわめきを、
空気を振動させる「音」へ具現化させて、
誰かの耳まで運んで、
誰かの心のヒダを震わせる。
わたしにとって音楽とは、そういうものです。
わたしが落とす一滴のしずくは、
時々小さな波紋を作り、波紋の中に溶けていけるけど、
はじかれたり、沈んだり、あっという間に乾いたりもする。
これからもそういうものを楽しみながら、音楽を産み落として行きたい。