わたしは弾き語りなので全体リハには参加していません。
自分の家でひたすら練習してただけ。
個展の時のミニライヴ、珍しく「とても良かった」とスタッフに言われました。
対バンだし、他の3組がガチンコで来るのは分かってたので、
ライヴの趣旨自体は全然違うけど、
わたしは、あの個展のミニライヴの延長にあるような、リラックスした雰囲気にしようって事だけ考えてました。
弾き語りだもの、みつを。
ふっと、その昔弾き語り連中でライヴしていたあのライヴの雰囲気を思い出しました。
力が入ってないようで、まったく入ってないわけじゃない感じで、
ちょいちょいミスはあったし、あーこうすれば良かったなーという反省点もありますが、
わたしらしいライヴに出来たかなと思えました。
「薔薇のように」は無敵のジュウゴネンジャー朱雀に、
「ニワカアメ」は同ライヴ青龍の、セレクトした曲の中にはあって、
すごく悩んで、2曲とも省いた曲です。
その2曲をやる事を先に決めたので、
そのふたつの箸休め曲になるような「博士と孔雀」をセトリに入れました。
博士と孔雀は、そもそもが全打ち込み音源なので、バンドサウンドでは出来ない。
アコースティック系のみで披露できる曲のひとつだとは思っております。
いつかお客さんが「チュチュチュチュ×4 アーアーアーア」とか、コーラスパート担当してくれるような事がしてみたいです。
レクチャー付きで。
博士と孔雀のコーラス隊は、孔雀なんで(笑)
そういうコーラス作ったり作ってもらうの好きなんだよな(BLACK BEEの羽音コーラス隊とか。どこの事言ってるか分かる?)
孔雀のコーラスはアレンジャーのアイディア。
これがある状態で歌ってみたい。主メロを歌ってる状態でコーラス歌うと、ところどころめっちゃ難しいのは確かなのだが。
カバー曲、五島良子さんの「ハロー・アゲイン」は、20年以上前の曲です。
当時の世の中は男性シンガーソングライター全盛期で、
そのあたりから女性シンガーソングライターも少しずつ増えてきた時代だったような記憶です。
女性シンガーソングライターを聴く人間ではあんまりないです。
でも、ごしちゃんの曲は聴いたなー。
その頃って、邦楽があんまり支持されてませんでした。
わたしも嫌いだった。
理由は、売れてる曲の歌詞に心を添えなかったからです。
売れるためにはそういう曲を書くようにという圧力があったに違いない事、今なら分かります。
あの頃の本格派だとか実力派と言われた人の多くは、そういう事で磨耗されたのか、現在は活動をほぼ停止されているとも思う。
そこに風穴を開けてくれた存在があって、今のわたしたちがいます。
決して売れた人ではないと思いますが、ごしちゃんもそのひとり。
とてもナチュラルで簡単な歌詞を綴りながら、心の機微を表現される方です。
楽曲的には音楽やってる人こそ好きそうなテイストもあるけれど、
自分の歌詞の書き方には、少なからず影響を受けてきてる人だろうなって思います。
ごしちゃんはめっちゃくちゃな歌唱力&表現力の方なので(美空ひばりトリビュートにも参加されています)
恐れ多い!!!と思いつつ歌いました。
なぜこの曲のカバーをしたかは、ライヴに来てくださった方の感想でも読んでくれろ(笑)
新曲であってアルバム表題曲の「ビューティフル・デイズ」、未アレンジのまま初披露です。
自分のデモも鍵盤で作ってて、分数コード展開してるので、ギター1本では世界観もクソもねえなって練習しながら思ってはおりました。
今どこにいるかも分からず、連絡が取れないけど、もう一度会いたい人っていますか?
わたしは何人かいます。
何人かには再会も出来ました。
中には10年ぶりや15年ぶり、20年ぶりの人もいます。
ずっといつか会いたいなあ、どこで何してるのかなあって思ってました。
わたしがこういう仕事をしてるので、向こうがわたしを探すのは簡単なんです。
でも、わたしは自分からは探せる限界があるんだよね。
こんなにSNSの時代になっても、そういうもの自体が嫌いなやつばっかりなので。
だからひたすらに思うだけです。
会いたいなぁ、どこかでまた繋がらないかなあって。
わたしの場合は、思い続けてたら会えました。
だから、死別していない限り、いつかまた交差するはずだと、何の疑いもなく思っています。
死んでいない事だけを願うばかり。
ずっと会いたいのは、わたしが学生の頃バイトしていた隣に店舗を開いた、
お花屋さんのお兄ちゃんなんです。
花は枯れるから美しいんだぞってわたしに教えたあのお兄ちゃんです。
本当に兄弟のように(あえて弟と書く)仲良くさせて貰ってて、
「お兄ちゃん、こっち休憩入ったけどメシ買ってこようか〜?」みたいな付き合いをしておりました。
一人で切り盛りしてて、休憩時間が取れてなさそうだったので。
なんでこんなに渋い色ばっかりの花しか置かねえの?みたいな(黒薔薇とか、茶色いひまわりとかね)仕入れてくる変わり種の花を見るのも好きで、
バイト帰りに時々お邪魔して、
たわいもない雑談したりしてたんだけど、
当時お兄ちゃんには同棲生活8年にもなる婚約者がおり、
彼女さんはお店に時々やってきていて、
彼女のわたしを見る目が凍てつく冷たさだった事も、よーく覚えております(笑。わたしはそんなあなたを脅かす存在じゃねえです安心してくだせえって心の底から思ってた)
お兄ちゃんはあの若干嫉妬深い(←とお兄ちゃんも言ってた)彼女さんとちゃんと結婚しただろうか、
ちゃんと幸せにしてあげただろうか、
あのセンス抜群だったお花の仕事を、今もしているだろうか、
ずっと気になっています。
都内にはいないかもしれない。
他のお花屋さんが、市場でそういう人を見かけた事がないって言ってました。(見た目に特徴があるので)
でも、いつか会えると信じてる。出来れば、当時の彼女さん付きで。
こんな感じで会いたい人、わたしはいます、何人か。
その人たちにわたしは活動を通して言いたいのです。
わたしは相変わらずですが元気ですってね。
「ビューティフル・デイズ」は多分、そんな曲です。
最後にあやさんの伴奏付きでの「静寂」歌わせて頂きました。
幸せは、未来永劫続く保証はひとつもないけれど、
それでも全力で愛を焼べる事は大事だなって、
そんな事を思わせてくれる、わたしにとってはそんな曲です。
誰かを愛すると、突然綺麗に見えるからね、いろんな事が。
大嫌いな雨も、綺麗に見えてくるから不思議だ。
VOICE OTOKURAありがとうございました。
またアマノヒトリやりたい。
本番後のわたしやわたしたち。
あやさん本番中です。
倉子さん必殺の隠し撮り。