「隠れ鬼」は、志方さんからタイトルはこれで行きたいと先にお話がありました。
タイトルが先に決まってるのは大好きなので(自分もタイトルありきで曲を書くので)
燃(萌)えました。
隠れ鬼ごっこって知ってますか?
かくれんぼと鬼ごっこがミックスされた遊びで、
ルールに地域差があるみたいですけど、
全員見つかるまで鬼が交代しないかくれんぼとは違い、
見つけられた人が鬼になっていくのが隠れ鬼ごっこで、
途中から誰が鬼なのか分からなくなる現象が起こるんですね。
作詞の際に、それを大きなヒントにしました。
前にも書きましたが、「零」の歌たちではやってみたかったけどやらなかった事がありました。
それは、この物語の中だけに存在する架空のわらべうた(あそびうた)を書く事です。
とおりゃんせやかごめかごめなどの日本のわらべうた、怖くないですか?
実際はどんな歌詞なのか理解できない頃から口ずさんできてるけど、
歌詞をひもとくとぞっとするニュアンスがわらべうたにはあって、
それを作ってみたいなあという密かな野望がありました。
「隠れ鬼」のデモを聞いた時に、キターーー!!って思いました。
志方さんもそういう「昔からこの地に伝わる歌」というニュアンスでメロディーを紡いだパーツだと思い、
めっちゃ楽しみながら書かせていただけました。
ここは韻を踏みたいなぁ、ここは「何言ってるかわかんねえよ(例:いわおとなりて→岩男と成りて、だと思ってた天野幼少期)」にしたいなぁ(はあと)とかね。
志方さんの歌唱もこのパーツめちゃくちゃ綺麗で怖いので、楽しみにしててくださいね。