さて、写真日記です。
プロジェクターで映像を流し、
それを天野と戸倉氏の裏解説付きで見る、というところから特別臨時集会Vol.5はスタートしました。
プロジェクターの位置が舞台手前にあって、
舞台に上がりながらだと何の映像なのかさっぱり見えなかったので、
観客席最前列の右端に「天野席」を作ってもらって、
そこでみなさんと一緒に映像を見ながら話しておりました。
これは箱庭のPV撮影ですね。右端のわたくしめ、確認できますか?
戸倉氏は会場の後ろから。
みんな若いねぇ〜〜。
若いねぇ〜。
シャラさんあんまり変わってないってみんな言うけど、さすがに若いと思うよ天野は。
箱庭のPVは、上野恩賜公園内の神社(いくつもあるんだよね、神社)で撮影してるのだけど、
テキ屋のみなさんに移動をお願いしたり、
境内に観光にいらした方々を、
ゆるめに通行止めしながら撮影してました。
境内の参道途中に撮影チームのスタッフさんが立っていて、
撮影しています、ここから中には入らないでくださいと、
道行く人を止めていた感じなのですが、
途中スタッフVS観光客で大喧嘩で(いやそりゃそうだよ、向こうからしてみたらね)
喧嘩の鎮静待ちもありました。
途中から小雨が降り出して、
カットの声がかかるたびに楽器を守る布を持って走ってくるスタッフさんもいたね。
撮影は2001年の5月2日だったそうですが、
春だというのにこの日は気温が非常に低く、
カイロを握りしめながらのロケでした。
ちなみに、箱庭の赤い服の人って足元全然見えてないんだけど、
つま先が足袋になってる、マルジェラのフラットソール(←看護婦さんのヒールみたいなやつって言ったらわかるかな)ミュールを用意してくださってました。
フラットソールだけどヒール自体は10センチ近くあってね、ちょっとぽっくりみたいで、
すごい格好よかったんだよなー。
外の撮影では足袋ミュールを履いてた気がする。
これはGazooのCM撮影ですね。こんなにでっかい扇風機あるんだなって思ったよね。
このCM撮影の打ち合わせの時に、
「この曲は切ない失恋の歌じゃないですか?」と当たり前の事を確認するかのように話を切り出した監督に対して、
天野&戸倉「カマトトの歌ですね」
と言って、監督はしばし絶句。
まあでもその流れで、かわいい女の子じゃなくて、かっこいい方向に撮影しましょう、となったわけです。
レインボーブリッジの上で本当に歌っているんじゃないかと思った視聴者の方から、
こんな危ないところで撮影させるとは何事かというクレームが入り、
オンエア途中から「※CG合成です」というテロップがCMに入ったりもしたそうです。
その頃にはテレビを見ない生活になっていたので、
2ヶ月(3ヶ月かな)もの間かなりのローテーションで流れていたはずの自分のCMを、テレビで見た事はありません。
が、ある日渋谷のTSUTAYAビルの前、
スクランブル交差点に並んでいた列の一番前から、
大画面のビジョンで自分を目撃しました。
ほんとにいろんなとこで流れてるんだなーと思って、
そのままUターンして家に帰りたくなったのを覚えています。
TOYOTAのお膝元は名古屋なので、
名古屋ではものすごい勢いで流れてたらしいですね、CM。
GazooのCMオーディション参加者は444組。
リスナー参加型形式のネット投票で順位を決めていき、
上位20組が最終決戦ライヴして、
グランプリを獲得したアーティストがCMに起用されました。
初年度はケツメイシさんで、2年目がKUMACHIというバンドとわたし。
自分でオーディションに応募したわけじゃないです。
ものは試しだから、とスタッフによって応募されてました。
なので、グランプリを獲りたいと思ってたわけじゃないです。
でも仮にしもシャラさん・あっきー・JJをオーディションで演奏させてて、
オーディションでたった1曲演奏するためだけに、
バンドサウンドに不慣れなわたしのためにみんな集まってリハーサルもしてくれてて、
プロのメイクさんがメイクしてくれてて、
プロのスタイリストが衣装を用意してくれてて、
事務所の人間総出で見守ってくれてる中、
みんなこのオーディション会場を笑顔で帰らせてあげたいなあって思ったのは確かです。
このオーディションのダイジェスト版は、後日テレビで放送になりました。
参加者20組ステージ上に並んだ状態で、審査員特別賞と、確か3位からの発表がありました。
グランプリになるとは思ってなかったので、
2位の発表が終わった時点でおれ終わった、と思いました。
グランプリはKUMACHIって発表されました。完全におれ終わりました。
そしたら「グランプリは今年2組います」と唐突に発表があり、
最後にわたしが追加みたいに呼ばれたのです。
おれ終わったみんなごめんと思ってたので、この急展開についていけなくて鳩に豆鉄砲食らったようなリアクションしか取れず、
しかも上位組みんな凄かったんで、
おれが貰っちゃっていいのって気持ちもちょっとあって、
あ、あかんあかん、口半開きになってる、だらしないから閉じなさいってよく言われてるんだっけとかどうでもいい事を思い出して、
きゅっと口を閉じたら目つき悪いからただの無表情で、
喜んでるのか喜んでないのかイマイチようわからん顔で「んふ」って笑いながらトロフィー受け取った記憶です。
でも、嬉しかったよ。 笑
からの、CM撮影。
本当に長い撮影でした。
ずっと風を浴びてたので、最後の方は風の中でどう動けば髪の毛がこうなって衣装がこうなる、みたいなのも、
地味に計算して動けるようになっておりました。
箱庭のPV撮影の約3ヶ月後。
初めてのA写撮影のオフショットも見せましたが、あの頃から箱庭リリースまでに3キロ減、
さらにこのCM撮影のために、2ヶ月かけて少しずつ少しずつ、でも限界まで体重を絞りました。
この頃、人生の中で一番細いです。
(これはうどんよ、天野、これはうどんなの、とかマインドコントロールしながらお昼にセブンのおでんの糸こんにゃくほぐして食べてたりしたなあ〜)
その後「菩提樹」のリリースキャンペーン(名古屋〜岐阜〜大阪〜広島〜山口〜金沢での食い道楽の旅)で、
1週間で見事に3キロ太って帰ってきて、スナイパーの衣装がぱつんぱつんだったのが記憶に新しいです。
映像と映像の間に弾き語りでライヴしました。
映像がどのぐらいの長さになるのか想像がつかなかったので、けっこうな量の譜面を持って行ってはいたんだけど、
昼公演・夜公演ともに5曲ずつ、でした。
昼のセトリ
B.G.
BOGGY!
箱舟
プルチネッラの涙
ビューティフル・デイズ
↓「箱舟」のコロシテ〜をみんなに振ってるわたし
夜のセトリ
スナイパー
BOGGY!
箱舟
ビューティフル・デイズ
B.G.
↓コロシテ〜(以下略)
第1期インディーズ期の映像鑑賞、と称してるし、
まだまだオフショットあるはずだし、
またこんなイベント出来たらいいなと思います。
というか、やりましょうぜ。
お越しくださったみなさま、ありがとうでした。