あけまして。
今年もよろしくお願いします。
正月明け早々に締め切りがあり、明日から創作モードに切り替えなので、
29日からひとり正月しておりました。
引きこもってトリコプレイしてただけですが何か。
今までで一番好きなゲームはICOな天野、
大鷲トリコ、それはそれは待ちに待ちました。
トリコが発売されなかったから、PS3を買わなかった過去を持つぐらいですからね。
というわけで、誰得なのか分からないけれど、
正月早々大鷲トリコのレビューをしておきます。
ICO、ワンダとプレイしてきた人間として、
今作が一番疲労度が高かったです。
テレビやパソコンの画面、見すぎると頭痛くなったりする人って多いと思うのですが、
わたしは平気な人なんですね。
なので、ゲームを一旦プレイし始めてしまうと、
眠くなるまで延々とやり続けられるのですが、
トリコは休憩しながらプレイしました。
主人公の相棒であるトリコは、
羽を怪我していて飛べないのですが、
あの巨体が猫のように高みへジャンプしながら移動したりするゲームなんでね、
とにかく毎度毎度とんでもない高所なんです。
建物内の下層にいる事はあっても、それですら高いので、
助走をつけて走って飛び移らなければならないすべてのシチュエーションで、
ひいいいいいいい!!!!(涙)なわけです。
ICOでも高い場所ありました。ワンダでも。
トリコは比べ物にならないぐらい高いんじゃないかと。
そのぐらいの緊張感の連続だと思っていて間違いない、な感じです。
カメラワークがちょっと残念だったり(酔う人がいるかも)操作性にかなり癖があるゲームではあるので、
それでの疲労もあるにはあるのですが、
わたしは高さでけっこう神経やられました。(高いところ好きな天野なのに)
今作プレイした人は思ってると思うのですが、
高所を歩いたりジャンプしたりする、そのいくつかの移動途中で、
難易度ここだけめっちゃ高くないですか、というポイントがあって(主人公高所からダイヴして死亡パターン)
いくつか非常に苦戦しました。
2周プレイしましたが、2周目はAIであるトリコの扱い方が格段に上手くなります。
それは、ここはこう進むからトリコにはここで指示を出せばいい、というポイントが分かってるからです。
つまり逆に言えば、
進み方が分からない1周目は、トリコの扱い方に苦戦して、そこでかなりの時間を食います。
そこが、話ができない生き物同士のリアルさがあって、
トリコに対する愛着が出てくる部分でもあって、
これ以上簡単だとさくさく進みすぎてつまらなくもあるかなとも思うけど、
この世界観に浸りながらのーんびりプレイしたい人向けかなとも思いました。
で、のーんびりプレイしたい人向きなのに、
強くてニュープレイ的な部分が一切ないのと、やり込み要素が少ないのがちょっと残念でした。
と、いろいろ書きましたが、
個人的にはICOと並ぶぐらいの素晴らしいゲームでした。
ICOよりも、ストーリー性が高いです。(ICOは解釈丸投げだったでしょ)
トリコの愛らしさ・優しさ・純粋さに完全にやられました。
すごい疲労度なのに、トリコにもう一度会いたくなってプレイしてしまう、そんなゲームです。
(いつか液晶テレビ買ったら、美しい画面でもっかいやるんだー)
上田さんって、ゲームの中でしか体感できないものを作る人だなあと毎回思う。
わたしも、自分の作品を体感させる事が出来てるかなー。
体感って、すごく大事だと思うんですよ。
こればっかりは理屈じゃないからね。
さて今年は、アナログボックスの表紙描きからスタート。
アナログボックス、完全受注生産です。
今月10日までの予約(予定)になりますので、よろしくお願いします。
販売特設ページはこちら。