「ビューティフル・デイズ –後編–」の歌入れも完了し、残るは数曲のミックスのみ、です。
4月1日のライヴ前後からの疲れが溜まってたのか、
コンタクトもメガネも忘れてスタジオに行ってしまいやした。
言うほど視力悪くないんだけど(ないと生活できないほどではない)乱視が強くてですね、
駅のホームの電光掲示板がキラッキラ光輝いてた事で、コンタクト装着忘れに気づいた天野です。(乱視の人はこの表現で分かってくれるはず)
というわけで、裸眼。裸眼も明るいのです。目が黒い人にどれだけ憧れた事か。
全編もそうだったけど、後編も相変わらず、全曲ボーカリゼーションを変えて録りました。
そもそもアレンジによって声の質感が変わるタイプなんでね、
だったらより楽曲にマッチさせようと、ここ数年は意識的にトライしてきたかな。
わたしが表現したいのは、曲の世界観。
ひどく女性的な曲であるなら、できる限り艶っぽく歌いたいし、
女的な要素が要らないなら、声もそうでありたい。
自分を過大評価するわけじゃないけど、
女性ボーカルで、しかも声質が極端に低いとかではなく、無性別なニュアンスを出せる人間はけっこう少ないと思っています。
低いキーが出るわたしの最大の特徴かもしれないなと。
たぶん あまのは 女性的な何かが あっとうてきに 足りないんだ
「ビューティフル・デイズ –後編–」に収録される「帰り路」以外の曲は、
センチメンタル・ジャーニー/絲とり/空中散歩/DOUBT/星掛け、になります。(順不同)
センチメンタル・ジャーニーは、パワー感が欲しくて、一番楽に大きな声で歌えるキーにしました。新しい場所へ向かうはじまりの歌。
絲とりは、この中では一番女性的な曲です。ふたりあやとりの歌。ふたりあやとりって、ちょっと変わった事をしようとすると、絡まないですか?
空中散歩は、walking on airというしあわせを意味する英語を日本語に置き換えたタイトル。とびきりなしあわせがもたらす歓びと、その反面の切なさを、地に足がつかない不安定な状況になぞらえました。
DOUBTは、そのまんまの意味。DOUBTだらけなこんな世の中じゃポイズン。
星掛けは、花火を作る工程のひとつを表す言葉です。花火がどう開くのかを調整する工程なんだって。
完成を楽しみにしていてください。