デビューからの約5年半、
『箱庭』(2001年)からベストアルバム『カタログ』(2006年)までのほとんどの衣装を手がけてくださった、
故・大塚勇造氏のヴィンテージコレクション展開催に向けたクラウドファンディングが本日よりスタートしました。
下記ページに、前回の、『カタログ』のドレスも展示されたコレクション展の模様も掲載されていましたので、興味のある方見てみてね。
このプロジェクトのTwitterアカウントやクラウドファンディングページで、所有していたヴィンテージドレスについて少し触れられていたので、
わたしも少しだけ書きます。
大塚さんが亡くなった後、形見分けのような形で、
所有されていた衣装アイテムの数々は、
各々のアーティストや関係者、友人の元へ行きました。
わたしもたくさん分けて頂いて、衣装等で使わせてもらっています。
ステージや撮影の際に、必ずひとつは身につけていると言って過言じゃないです。
これらを身に付ける事で、天野になったような気持ちになる。
一生身に付ける事はなさそうだ、というアイテムももちろん持っています。(『イデア』の衣装)
こんな風に、関係者に遺品が渡っていく前、
わたしは葬儀の席で声をかけられたと聞いた記憶があるのですが、
「コレクションしていたヴィンテージドレスだけは、絶対に手離さないでいてあげてほしい。あれは彼が命をかけて集めたものなの。ヴィンデージドレスを保管するのは湿度や温度管理しなくてはならなくて大変だから、しかるべき保管場所が見つかるまで私が全部預かる」
と言って、しばらく預かってくれていた方がいて(この方が誰かは、プロジェクトのTwitterアカウントに書いてありました)
その後無事に保管場所が見つかり、10年の時を経て、ヴィンテージコレクション開催へ動き出した、という流れです。
2004年ぐらいの事だったように記憶していますが、
わたしは大塚さんから、
ビンテージドレスの作品撮りを月ちゃんでやらせて貰えないだろうか、
と依頼をされた事がありました。
実現する事がないまま、彼は他界してしまいました。
他の人にもオファーしたかもしれないし、他の人で実現出来たのかもしれない。
でも今もずっと、しこりのように残っています。
このプロジェクトの方から、わたしの衣装展示等のもろもろ打ち合わせをしたいという連絡を頂いています。
近々、打ち合わせしてきます。
きっといろんな方と打ち合わせしてると思うので大変だと思うのですが、
実現出来るように、願っています。
というか、コレクション展に行きたい。