ご本人のライナーノーツが終わったので、バトンタッチでわたしもちょいと書きます。
【ピアスホール】
この曲は、実はサビだけ自分のストックにあったものです。
歌詞がつかないまま、サビだけ浮かんだからひとまず残しておこう、みたいなストックの仕方。
だから天野臭がちょっと強いかもだけど、
他をもっとぐぐっと女っぽく仕上げ、コードとかもめちゃ変えました。
さらにアレンジャーの籠島さんによってだいぶプログレな仕上がりになっております。
個人的にサビの4小節目のメロとクロスして駆け下りてくるピアノとストリングスがとても好きです。
最初から1曲目のイメージで作っていて、
「カレル」を冒頭に持ってくるか、ラストに持ってくるかで1曲目争いをしておったのだけど、
アレンジが仕上がって歌入れ終わった時に、やっぱりこれが1曲目だなと思いました。
【アンビバレンスベイビー】
この曲は、ミシンから「こうこうこういう曲」という希望があって、それに沿って作りました。
メロだけ聞くとかなり和風なんだけど(歌謡曲テイストっていうか、お祭りの音頭みたいじゃない?)
けんちゃんのオシャレアレンジと混ざるとそうでもないミラクル。
テンション上がるイントロだよね。
踊りたくなるのはなぜだろう。
ミシン踊れば?
【となりがいなくても】
これもストックにあった曲をメロディー組み立て直したものです。
若干無性別な曲だったのだけど、めちゃ女臭い曲になったなぁという感覚があります。
わたしからこの曲の歌詞は、ミシンの人となりが分かる感じになったらいいなというちょっとした要望を出しました。
そんな事を言ってしまったからなのか歌詞に苦戦したようなのですが(汗)
ミシンの周りにある、見えないバリアのようなものが垣間見える作品になれたのでは?とは思います。
【花と嵐】
この曲は2018年の1月くらいには書いてました。
春のほころびを感じる曲をオーダーされました。
季節で言うたら春っぽいでしょ?
【黄金色】
これも、ミシンからこうこうこういう曲が欲しいと言われて書いたんだけど、
とても優しい曲になっておって、実はものすごいびっくりしました。
一番化学変化してるのでは。
このアルバムの中の癒しになっていたらいいな、と思います。
【君とは恋にならない】
という曲を歌いたいと言われて書き下ろした曲です。
わたしは歌詞を一切知らないままアレンジャーさんへ伝言文をしたためてたのですが、
そこには、
辛辣な内容を可愛く歌ってみました♡って落とし所にして欲しいと書いていて、
予想を上回る歌詞になっていて、歌詞を見た時に思わず吹きました。
すごい早口で「君」に文句言ってるイメージ、で曲を書いてます。ちょっと早送り再生っていうか。
アレンジも遊び心満載ですね、さすが山田パイセン、わたしの曲をいかに遊べばいいかよくご存知で(笑)
ちなみにわたしの体感として、この曲めっちゃくちゃ頭に残るので、気をつけてください。
わたしは歌入れ後、3日くらい口ずさんでおりました。
【ターミナル】
ミシンの声のロングトーンを活かしたいなぁと思って作ったんだけど、
前も書きましたがデモ上ではほんとに地味な曲でした。
声に合うというのはこういう事なんだなぁというミラクルをありがとうです。
森さんのピアノが本当に綺麗。めちゃいい音。
非常にミシンらしい1曲だと思ったので、この曲のMVを撮らせて頂きました。
MVは、女ってものを削ぎ落とした彼女の姿と、めっちゃ女な普段の彼女、
その二つが現在と未来、どちらにもいるような感じになればいいなと思って作りました。
【カレル】
これはすでに2年近く前に書いてる曲で、もはや制作過程が記憶にない感じです。
でも、わたしがミシンのアルバム曲を書くっていうアイディアはこの曲を書いた時からはじまっていたので、
2年越しで無事に成し遂げたぞ、と思います。
オトコンでミシンから発表がありましたが、
このアルバム「ピアス」をひっさげた増田ミシンのレコ発ワンマンライヴ、
わたしもちょこっとだけゲストミュージシャンとして参加します。
その時に、制作記のマル秘エピソード的なものを話そうって振られるかもしれないので、
ブログはこのあたりにしとくね。
平日ですが、良かったらお越しください。
当日券、あるようです。
増田ミシン レコ発ワンマンLIVE「ピアス」
12月6日(木)
南青山月見ル君想フ
18:30 op/19:30 start