年始一番最初にやったのは、アルバムのメイン曲を書き上げたことだったんだけど、
二番目に取り掛かったのが、
先ほどツキガサ堂で公開になった新曲「ツキガサ」のMV制作でした。
一番目と二番目の間に、散歩をまだしていたかった麦に盛大に噛まれる、というプチ惨劇もありました。
年始に書いた曲と、「ツキガサ」の楽曲の方向性が違いすぎて、
脳内カオスな感じでしたが、
イラストボードを出してクマの清書をするころにはツキガサに集中できてたと思われる。
絵の具と色鉛筆で描いてます。これは途中の乾き待ちしてる時。
月はどうして地球の近くにぽつんと存在しているのか、
その説はさまざまあるけれど、
たまたま近くを浮遊していて地球の重力に掴まったのだ、という説があって、
わたしはその、偶然だった説が好きです。
この曲は、WEBショップのテーマソングのようなものだけど、
わたしが音楽という重力に掴まった歌、でもあるなあと。
人の輪は、あたたかいだけじゃなくて、凶器に転じることも、面倒臭いしがらみになることもある。
とびきり優しい気持ちになることも、恐ろしく醜い気持ちになることも、誰かと繋がっているから生まれるものだ。
わたしは実際に人の輪の中にいるのが好きではないし、
輪を壊さないように存在するのが不得意でもあるし、
自分から人と人を繋げるような、コミュ力高い人間でもない。
だけど、音楽っていうものを真ん中に据えたエアーな輪なら、わたしも作れる。
わたしが自分から作れる唯一の人の輪なのかもしれないなぁと思うんです。
そういう気持ちが根底にある、そんな曲です。
2番から、曲の表情が変わるので、フルで聴ける日を楽しみにしていてください。
MVも、フルで作るよ。(イラストボード買わなきゃ〜)
とっても簡素なMVだけど、見てみてね。