野蒜。

雑音生活 ライナーノーツ

野蒜。

この曲タイトル読めない人もいると思いますけど、
のびる、
と読みます。

蒜っていうのは、ネギとかニンニクとかのニラ系の古い言い方なのだそうだよ(ってMacの辞書機能がそう言うておる)

自分の事を雑草に例えたら、
以前ファンの方からね、雑草図鑑を貰ったのですよ。

(その時の記事はこちら。)

その本を読んでいて目に止まったのがこの野蒜でした。
伸びると同じ読み方だから。

図鑑はネタとかノリでくれたんだろうから、曲にして返したいなーって思ってたけど、なかなか作れなかった。
何度かチャレンジしてきて、あーこれも違う、これも違うんだよなーってボツにした。

ちなみに、今回も2曲書いて、こっちを選んだ。

選んだ理由は、こっちの方が歌詞を載せるのが難しかったから。

 

野蒜と伸びる、をかけてます。
伸びるに重点を置いてるんだけど、タイトルは野蒜。

 

曲は長いのに、メロディーが少ない曲でね、
言葉足らずな歌詞だけど、
この曲は気持ちしかないから、言葉足らずぐらいがいいんじゃないかと。

ほぼ情景描写の曲だけど、気持ちが伝わってたら嬉しい。

 

みなさんは、冷たいって他人から誤解されるような人より、ひたすら優しい人の方が好きだろうか。
わたしはね、分かりやすく優しいより、ちょっと冷たいくらいが好きなんだよな。
その方が、こちらが成長できる事の方が多い。

雨上がりに、すくすく伸びる雑草みたいに。

 

アレンジをしてくれたけんちゃんが、雨の日の野蒜に大事な思い出があると、レコーディング終わってからこっそり教えてくれました。
歌入れしながら、アレンジに引っ張られて泣きそうになったんだけど、けんちゃんの仕業だ。

野蒜に思い出がある人にアレンジしてもらえるなんて、なんて幸せな天野か。

 

追記:

どうやらうちの周りに野蒜は生えているらしいが、
友人より「野良猫も犬もたくさんいるから、衛生的な問題がある。食べるのはやめとけ」と釘をさされた。

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