歌入れちょっとずつ進めています。
今までも、
エンジニアさんとふたりきりで、
自分ディレクションで歌入れする事は少なくなく、
スタジオの限られた時間の中で歌入れするより、
時間の制限なくマイペースに録れる宅録ならではの利点があったりもするけど、
ひとりきりで作業するとこれだけ大変なんだな、
エンジニアさんがやって下さっていた細かな作業って耳も頭もすごい疲れるんだなと感じておるです。
まだまだ自分だけでやるのは不慣れで、
歌以外での疲労感がズシっと来るけど、
歌入れ自体はとても楽しい。
ちなみに、ハモを録るのとても好き。
自分の声が多重になっていく、日常生活で遭遇することのない異空間にいる感覚があるんだろうけど、
ハモの自分の声がけっこう好きだったりする。
Twitterで「歌詞はその断片も手書きで書かない」と言ったけど、
歌詞に使えそうな言葉をノートに書き留める、という事もしません。
ふと頭に浮かんだ、曲になりそうなテーマについてはメモる事があるし、
断片以外の何ものでもないメロディーメモのデータはいくつもある。
歌詞が浮かぶって事は、書きたい事はもう決まってるようなもの。
その気持ちが一番熱いうちに曲にした方がいいと思う。
今そう思う気持ちは、1週間後、1ヶ月後、1年後の気持ちとイコールじゃないから、
すぐに形にしてあげないと勿体ない。
今アイスが食べたくても、ヨーグルト食べたら満足しちゃうかもしれない。
ヨーグルト食べたところで、アイスが食べたかった気持ちはやがて頭をもたげるだろうけど、
それは「ヨーグルトでは誤魔化せなかったアイスへの未練」であって、
純粋な「アイスへの愛」とは質が違うものだ。
というウンチク。
結局のところ、メロディーと対峙しながら歌詞を書いていく、
下書きなしの一発勝負感が好きなだけではあるよ。
テーマが思い浮かんでも、曲になるまで数ヶ月要す事はある。
わたしの場合は、自分で提示したテーマを自分自身で咀嚼出来てない時にそうなる。
昔、作詞家の友人と、
歌詞の最初のブロックが出来たら、というか1行目が出来たら、歌詞書き終えたも同然だという話で盛り上がった事があるんだけど(笑)
今でもそう思う。
戸倉氏はよく、イントロ作り終わるとアレンジ出来上がったも同然って言ってスタジオにいるみんなを笑わせてたけど、
歌詞の1行目と同じ事なんだろうな〜。
歌入れしている環境の写真を撮ろうと思っていた事を、
機材をバラしてる途中で気付いたので、
今日はこちらの1枚でご勘弁。
明日はお絵かき。
