第一部の月子編が終わって、
あ〜よかった〜合格点出せる第一部に出来た〜という、
幸せな気持ちでステージからはけ、
後から戻ってくるメンバーと楽屋前で合流し、
この後もう1公演あるなんて信じられない!!!
と幸せなテンションのまま話す。
休憩1時間。
あっという間だったなぁ〜。
さて月編です。
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衣装は白から黒へ。
今回の衣装選びの旅は、この黒いトップスと出会えた事がすべて。
このトップスが、2公演分の衣装のテーマの核にある。
左側4分の1ぐらいが透け感のあるシフォンの、アシンメトリーデザインブラウス。なので、月子編のスカートも透ける部分があるアシンメトリーデザインを選んだ。
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1曲目「BLACK BEAUTY」からの「HEAD AMP」
月子の頃は、恋愛をモチーフにした仮面を被っている曲が多い。
昔「つっこは恋愛の曲を書く時期を超えた先が楽しみ」と言われた事がある(アマチュア時代にね)なあって事を、時々思い出す。
受けやすいテーマ(恋愛モチーフ)ばっかり書いてんな〜という本音も見え隠れする発言だったなあと、その当時に受け取った「あ、こいつおれを馬鹿にしてんだな」って気持ちとともに蘇ります(笑)
わたしは人間観察をしてるのが好きで、
そうか人というのはこういう気持ちになるものなんだなってのを、
周りの人から頂いてきたってところがある。
それが作品になる人なので、
吸収型だとよく言われたな。
月子時代は人間として生きる修行をしてきた感じがあるよ、わたし的には(笑)
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続いて「天の樹」
スカイツリーは孤独だ。同じ高さの視界を持つ仲間がいないんだもの。
上に立つ人間も、多かれ少なかれ似たようなものだろうと思っている。
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そんな事を言い始めたら、牛久大仏も孤高かもしれない。
仙台大観音と遠距離恋愛して欲しい。
100メートルサイズだと、けっこう近所というか、徒歩圏内かもしれないけど。
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「ナマケモノ」は、
アコースティックとバンドサウンドで、
こんなにテンポ感が違うのかと驚いた1曲。(同じBPMです)
これ、2曲の音源聴き比べてもそうなんじゃないかと思うけど、
月編で猛練習した1曲でもありました。
ライヴで歌う難易度べらぼうに高い(だがそこがいい)
ちなみに衣装ですが、月子編はバックバンドは黒、
月編はバックバンド白でお願いしていたんだけど、
黄色だと……と思ったのは内緒にしておきます。
悔しいが、わたしのアシンメトリー感と合ってる。
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「空中散歩」は、
ふわふわ浮かんでいる状況さえ自覚がない状態に持っていくか、
浮かんでいるのを自覚して、その高さに恐怖を感じるか、
どっちになるかな〜と思って書き始めている。
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永遠の命が欲しいかどうかって話を誰かとした事ないですかね。
永遠にあったら頑張らなくなるとわたしは思う。
永遠じゃないから綺麗なものが、世の中には多い。
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からの「鳥籠」
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閉ザシタ鳥籠〜の部分はモールス信号をイメージ。
デモを聞かせた時に「これはモールスだよね?」と速攻で聞かれた思い出。
海からの、どこの誰に向けて発信されたか分からない微弱な信号。
ありがたい事に長く零のゲームに携わってきてたけど、
ラスボスたちは、
もうこんな事繰り返して欲しくないのだ、わたしが最後になればいいって、
そんな風に思ったのではないかと感じている。
人間だもの。
モールス信号自体は、船舶間での通信に使われるイメージがあるけど、陸上でも使われてました。
今は、モールス符号を使った救難信号の送信が廃止されています。
ちなみに、「スナイパー」のMVで子分みたいな方々が手でトントンしているのがモールス信号を打つ電鍵です。
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からの「ジュビリー」
MVでも座って歌ってたなぁとか思いながら。
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月は優しい、とよく言われたし、
今でもよく言われるけど、
わたしはちっとも優しくないと思う。
人は片手におさまるぐらいのものしか、結局は愛せないし守れないと、
わたしが尊敬する女性の先輩が以前話していた事があるんだけど、
その通りだ。
もう片方の手は、自分の荷物を持つために、新しいものを掴むために空けておかなくてはならない。
事を荒立てる必要もないし、面倒なので、優しいふりをしている事も多々ある。
子供は、自分から大好きオーラを放っていればだいたいは愛される生き物である事を知っているズルさがあるけれど、
大人はそういう、大人の嗜みを盾にしたズルさを持っている。
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わたしは好きな人がたくさんいるので、
せめて両手で数えられるぐらいの人数に拡張出来るといいな、と思う次第。
指が増えたらいいんだけど、そんな進化は遂げないと思うので、
誰かに荷物を運んで貰う事もあると思うです。
「ビューティフル・デイズ」は、
アレンジャーの籠島さんに、
無数に分かれた交差点の先には、亡くなった人も含まれると伝えていました。
それがブーメランになって帰ってくるとは思わなんだ。
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わたしを一言で表現するなら、どういう言葉かね、
どんな印象が一番強い?
というのを生前聞いた事がある。
わりと最近だったと思う。
「月はね、不器用www」と言ってました。
ちょっと笑ってしまったけども、
不器用ってのは、大きく2種類ある気がするんですよ。
うまく出来ないのを分かっているから引っ込み思案ぎみになるパターンと、
なんでも「おれはできる」と思ってトライするけど、失敗もよくして、むしろそれを楽しむぐらいである(から学習しない)パターン。
わたしは、後者だろうね。みなさんもよく分かってると思うが。
こういう人を、ドジと称されるね。
「ドジ」をちょっとだけ強い言葉に置き換えたら「乱暴」だと思うし、
どちらかというと、ニュアンスとして「乱暴」の方が実像には近いかなと思うんですよ。
「ビューティフル・デイズ」のここの歌詞、お気に入りです。
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「Daisy」は、
この曲を後から知った昔からの関係者の方々から、
すごく好きな曲だと言われます。
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この先もずっと歌える曲のひとつだと思ってるところはある。
続いて「ウロボロス」
がらんどうにはじまりの鐘が鳴る、に全俺がフィットする。
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リハの時からこの曲の前後が肝で、
疲労度がピークになる部分ではあった。
気をつけていたけど、の△※○ないものなど〜♪という呂律が回ってない感じになってしまった。
口が勝手に動いてくれなかった。悔しい。
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「キラーエイプ 」は照明さんに、サイレンが回る感じの照明をお願いしたいと伝えていました。
ステージに置かれたパドランプ、興奮した。
これは客席に実際にいるみなさんに見せたかったな〜。
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みやおちゃんがおさめてくれたのがこちら。
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キラーキラーキラー、はみなさんが歌うところです。よろしおす。
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「センチメンタル・ジャーニー」、これ閉店セールでも歌いましたけど、
今の気分に合うのでセレクトです。
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続いて、おれたちの「スイミー」
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「スイミー」を真夏に出来るしあわせ。
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からの「BLACK BEE」
この2曲は、コード弾きながら歌うの楽しいので、地味におすすめです(笑)
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本編ラスト「空と海とハレルヤ」
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みんなはうるっと来てしまうかもしれないけど、
この曲を聴きまくったMV制作期間だったので、
わたしは一足先に、この曲とはだいぶ仲良し。
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会場に入場出来るライブが出来るようになったら、
ハレルヤのコーラス隊、たのむよ。
レコーディングでは、長谷川さんがコーラス隊してくれています。
わたしが全部コーラスまでしてしまうと、
わたしの掛け合いのようなフレーズがマスキングされて前へ出にくくなる&大勢が歌った感じにならないので、お願いしたのです。
長谷川さん、ありがとうございました。
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配信だから、メンバー全員がはけてしまうと、視聴を止めてしまう人もいるだろう、
という事で、
アンコール アリマス
のボードを用意しておりました。
ボードのサイズどうしましょうかね〜と聞かれて、
視聴者が見えるサイズであればなんでも〜とは伝えていたのですが、
大きい方がいいかと思って〜と、売っていた中で一番大きいものを買ってきてくれたみたいです。
わたしが書いてますが、みかさんとみやおちゃんが塗ってくれていたりします(ありがとう。おれ時間なくて)
アーカイヴ観たけど、ボードが出てくるタイミング、最高すぎた。
ローディーのちーちゃん、ありがとう。
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アンコール「箱庭」
わたしのデビュー曲。
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わたしは、自分の箱庭にあるゴミのようなものにスポットを当てて曲を作るようなところがある、とは思っています。
広く共感できそうな事を、書ける人ではない。
わたしが描いてきた世界は、
とっても小さな世界の、とっても些細な事柄から生まれた事が多い。
トイレの中に籠もって、ひとりで愚痴を吐けば終わるぐらいの。
いつかきちんと消化吸収出来たあかつきに、すっきり排泄すれば終わるぐらいの。
来年は20周年。
またトイレに籠もりたいんだけどなぁ〜。素敵なトイレ探したいなぁ〜。
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有料配信ライヴ、ご視聴くださったみなさん、ありがとうございました。
はじめて経験する事も多かったけど、
お客さんの前で演奏できる方が絶対に楽しいって事と、
配信は配信での楽しみ方があるって事がよく分かったので、
世界が落ち着くまで、
みんながみんなでワーーーってなれる気持ちになるまで、
こんなに贅沢な有料配信はなかなか出来ないけど、
しばらく配信ライヴをしていけたらと思っています。
よろしくです。
あと、本公演は11月にDVD化されます。もちろんフルで収めます。
いろんな意味で、新たなわたしの一歩。
お手元に置いて頂けると、とても嬉しいです。
さて、ちょこっと夏休みしたら、ジャケット制作に取り掛かるよ〜。
みなさん、ありがとうございました。
書き込み、本当に嬉しかったです。
風船を飛ばしたかった頃に2回目の有料配信ライヴもやるよ!
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