冷凍シーラカンスが見れる、世界で唯一の施設、
それが沼津港深海水族館です。
もう10年近く前から行ってみたいな〜と思いつつ、
沼津港の一角にある小さい水族館である事は知っていたので、
なかなか足を運べずにいたんだけど、
そうだ、今のワシには車がある
仙台まで行ったんだ、行ける行ける
って事で行ってきました。
前乗りで、まずは熱海へ。
今のご時世、貫一とお宮の像は、人々の目にどう映るんだろうね。
ムーンテラス、というネーミングの場所。
海の入江から小川につながっているんだけど、
今の季節、ここで蛍が鑑賞できるみたいだよ。
早めの夕飯をここで食べたいってお店があったんだけど、
ちょうどランチ営業後の休憩タイムだったので、
時間潰しにオシャレなカフェに入ってみた。
早朝にフルグラ食べただけだったので、さすがに空腹すぎて、ケーキも食べた。
店内は、ほどよい感じのアンティークな家具や、DIYしたのかな?ってインテリアが飾られていた。
本当はキッシュが有名みたい。
10人入れないぐらいの、極めて小さなお店。
狭い路地にあるので、見つけにくかったりもする。
ワシも載せとく。
途中で、
そういえば静岡といえばお茶なのではないか、というのを思い出す。
最近、お茶を飲む時ぐらいは急須で入れたらどうだろうって突然思い立って、急須を買ったばかりのワシ。
急須がある。
つまり、湯呑みも欲しくなりますよね。
静岡の陶芸家さんの作品だそうですよ。
2脚買うか悩んで、
てか、お前しか使わなくない?
ってなった天野よ。
食べたかったおゆはんはこちら。
鯵のまご茶膳、という名前だった。
熱海の郷土料理、まご茶漬け(アジのタタキを載せたご飯を、出汁茶漬けで食べる)が味わえる一品です。
出汁が美味でね〜〜〜〜、出汁余るぐらい頂けるんだけど、飲み切ってしまったよね〜〜。
めっちゃくちゃ美味しかったけど、ご飯少なめにしておけばよかったって思うぐらいボリューミーでした。
宿泊先から見た夜景。
海が見える場所に住んだことがないので、海はテンションがあがるのです。
ちなみに、熱海までは海沿いをずーーっと走るコースでね、
だいぶテンション上がりっぱなしだったんだけど、
運転しながら写真撮れねえ〜〜〜〜〜〜ってなっておりました。
海沿いコースは、途中でいくつか車を停められる場所があるので、
お車で行かれる方は、是非途中で停めて写真に納めてくだされ。
宿泊先の朝ごはん。お魚はキンメです。
左側は、自分で食べたいものをセレクトできるシステム。
朝ごはんの時間が予約制で、
時間帯を決める時に、
明日は台風の影響で午後から荒れるから、
もしどこかで観光されるなら、早めに動いた方が安全だとアドバイスされてたので、
なかなかの早朝から朝ごはん食べた。
まずは来宮神社へ。
そもそも来る予定じゃなかったんだけど、
お宿のお茶受けに出た、あまりに好みだったお菓子と同じものがここの茶寮で売っている事を知り、
じゃあ行くしかあるまいとなった、結局は食べ物である。
このお菓子です。
麦こがしっていう、
オオムギの玄穀を焙煎して挽いた、はったい粉というものが使用された、
ブールドネージュ、といったところ。
ブールドネージュと違って、とにかく香ばしい。その香ばしさが和菓子っぽくもあって、なんだか懐かしさがある。
お茶にも珈琲にも合いそう。
来宮神社に行かれたら是非。
来宮神社、関東一の大きさを誇る楠があるんです。
写真で想像するよりずっと大きい。
祈祷して頂くか若干悩んだ(笑)
熱海から下道で約45分ほど走り、念願の沼津へ。
深海魚好きにはたまらない場所です。
アブラボウズ。
水族館の中にいたのはそんなに大きくなかったけど、
大きいものだと100kgとかになるみたいだよ。
身体の40%が脂肪分なので、たいへん油っぽい魚で、
食べすぎると吸収できなかった油のせいでお腹を壊す事もある。
一度食べてみたいな〜〜〜〜って思っておったお魚です。
サンゴじゃないよ、カエルアンコウだよ。
展示が渋いぜ、深海生物だからね。
グソクタン、ダースベイダーに見えてくるのはわたしだけなのかな。
アイムユアファーザー。
そしてシーラカンス。
シーラカンスの剥製、みるの初めてだと思う。
最初の印象は、
思ってるよりずっと大きい、でした。
古生代デボン紀(約4億年前)の地層の中から化石として発見されているシーラカンス目 。
地球上では、これまで何度か、同時期に多種の動物の大絶滅が起きていて、
従来生息していた動物が絶え、新しい生物が発生する、を繰り返してる。
その大絶滅を区切りに、
原生代・古生代・中生代・新生代というように区分されていて、
シーラカンス目も、従来の種が絶滅し新しい種が生まれを繰り返してるんだけど、
現在生息が確認されているのは、
アフリカシーラカンスと呼ばれている、青っぽい身体の色をしているものと、
インドネシアシーラカンスと呼ばれる、茶色っぽい身体の色をしている2種類。
色の差しかないので、分類は同じみたい。
新生代が恐竜絶滅後なので、
シーラカンス先輩の息の長い事。
シーラカンス目は卵胎生の種族で、
体内で卵を孵化させて、ある程度育ててから出産する。
それが絶滅せずにきた大きな理由じゃないかと言われてる。
冷凍シーラカンス。
なんと2匹いる。
あああ、かっこいい。
こちらが茶色いシーラカンス(剥製)
あまりにたくさんいるので、驚く。
そのうち、生きているシーラカンスが展示されるような時代になったらいいな。
シーラカンスは、絶滅危惧種の中で、深刻な危機を示す「CR」に分類されているんだけど、
ラッコも、ジュゴンも、トキも同じCR。
再び大絶滅が近づいているのかもしれないね。
果たして人間は、残れるのかな。
深海水族館の後は、深海丼という名の海鮮丼を食べました。
一番上のミノカサゴは(ミノカサゴって言われないと、ヒレの大部分がカットされてるから気づけないよね)油で揚げて貰えます。
これがめちゃくちゃ美味しい。
(海鮮丼はぶっちゃけ普通だったけど、揚げカサゴが超美味)
時間的にはまだまだどこかに寄って帰れるぐらいだったんだけど、
台風の影響で線状降水帯が日本列島を横断してたので、沼津からまっすぐ帰宅。
まっすぐ帰宅する選択をして良かった、と思うぐらいとんでもない雨に見舞われながらの帰路だった。
殴りつけてくるような雨だった。
みなさんの地域は無事でしょうか。
くれぐれもお気をつけくださいね。
帰宅して、猫たちとカマスを食べた。
一番美味しい、塩気が抑えられているふわふわな部分は、留守番してた猫様たちに。
水族館に行くと他の水族館に行きたくなる病、どうしたら直りますかね(笑)
わたしはここ1年ですっかりお魚の干物が好きになった。
のどぐろ食べたいな。