自分の声は好きではないけど、
自分の曲を一番理解して表現できるのは自分なんだろうな、
みたいな気持ちで歌ってきてもうすぐ22歳よ。
デビュー前、
わたしがいわゆるどのジャンルに属するのが適しているのかって話をプロデューサーとした時、
人の声は弦楽器に例えられる事があるけど、
君の声はギターに近いから、ピアノの伴奏が合う声ではない
とズバリ言われた。
ピアノが合う声っていうのは、深くて艶っぽくて柔らかい声っていうイメージは、わたしにもある。あと、めちゃくちゃ歌がうまい人じゃないと、ピアノって無理。ピアノに負ける。
わたしの歌声は、硬い。
どちらかというと鋭い方だとも思う。
と分かっていても、わたしはピアノの音がとっても好きでね、
ピアノが合わないって言われた事がずっと悔しかった。
わたしの声では無理だな〜って思ってきた事を、ここ10年ぐらいかけて自分の声をチューニングしながら、少しずつチャレンジしてきた。
ここ数年、籠島さんの超絶リズムが正しいピアノや、アレンジ曲を歌わせて頂く機会が、ありがたい事にどーんと増えて、
歌入れのたびに、スパルタ調教されている気持ちになります(それが楽しいんだけど・笑)
歌、うまくなりてえなぁ〜〜
ってここ数年本気で思ってるもんね(笑)
自分の声の長所は、
血管切れそうだなって思うぐらい叫んで歌っても、
冷ややかな感じにおさまる傾向なので、暑苦しくならない事かな。
人形とか、血管切れそうだったもんな(笑)
EPに収録される4曲は、
じぇっとさんにディレクターして頂いた上で、
全曲籠島さんアレンジになっております。
作った人3人のEPだけど(籠島さんがあらゆる楽器を担当されてるとは思いますが)
4曲の世界観の違いを楽しんでくださいね。
もうちょっとで、ミックス完成です。
いつもいつもめちゃくちゃ細かくて本人しか違いが分からないかもしれないような所の音の直しを(しかも3人から時間差で直しのオーダーが入ってその都度直さなくてはならないのに)文句ひとつ言わず、全部こちらに委ねて作業してくださるエンジニアの山本さん、
ひょっとすると我々の知らないところで盛大に舌打ちしてるのかもしれないし、
ストレスで作業部屋の壁のひとつやふたつは蹴破ってるのかもしれないですが、
本当にありがとうございます。
