帰ってきたバスラ、写真日記。

雑音生活 ライヴ写真日記

帰ってきたバスラ、写真日記。

昨夜はアーカイヴ視聴会ありがとうございました。
楽しかったな〜〜〜という気持ちのまま、写真日記をしたためます。

11月4日快晴。
秋晴れを通り越して、ちょっと暑いぐらいで、
会場へ向かう道すがら、スタバでアフォガートフラペチーノホイップ多めトッピングを飲みながら行きました。

看板がかわいくて、猫がたくさんで嬉しかったです。
上にいる見切れている猫は、むぎのふきんの麦さんだろし、
わたしの名前のところにいる2匹は、トライアングルタオルの子たちだね。
eggmanさん、ありがとう。

さてリハです。

前回のバスラ終わりで、
ステージ上の、ドラムの前を塞ぐかのようにあるわたしのレンタルアンプの存在感が凄いので、自分のコンボアンプを買ったらどうだろう、車もあるから持ってこれるんだし、という話になり、

ワシが自分のアンプ持ってもよいのですか?(歓)

という幸せな気持ちのまま速攻で買いにいった思い出です。

自分のギターを持ち寄って、いくつか試奏しました。
その中で、音的にやっぱりダントツで馴染みのあるMarshallの、
Origin20Cの限定カラーモデルを買いました。

ボリュームを絞れば、家でも鳴らせる音量にできる、わたしにとってはすぐれものです。

真空管がどっちの向きに内蔵されているのか、ローディーの前花ちゃんが見てくれて、積載する時はこっちを上にした方がいいよ、などアドバイスも貰いました。前花ちゃん、ありがとう。

ラックケースに乗せてステージ上で高さを出すのを考えて購入しているので、
ラックケースも特注でオーダーしました。

けんちゃんが、
すごい、こんなにぴったりのラックあるんですね!!!!
と全体リハの時に言っていて、
謙多郎さんほどの天然さんになると、やはり一味も二味も違うなと(笑・けんちゃんのアンプは大きすぎてラックに入れるようなものではないから、今までオーダーした事がなかったんだろう)

ちなみにオーダーする時に、しんくんもアンプをラックに乗せてたなと思い出して、
キャスターにストッパー付けてた?とか細かな事を聞いたりもしました。

平井先生です。
今回後ろ姿しかないので、連続で載せておきます。

スイッチングのみかさん。
モニターもラックに入ってるね。
eggmanさんが配信に力を入れてた事がよくわかる機材たちだな〜と思います。

憧れの、みかさんのふつくしい手。

籠島さんもリハです。

マニピ席にはこちら。

さて本番です。

1曲目「音叉」
1曲目候補曲ってのがいくつかあって、その中から毎回選んでる。

音叉の1コーラスは、同期以外わたしと生ちゃんのリバースシンバルしかいないので、
見てる側からすると、バンドインするまでの高揚感があるんじゃないのかなって思う。

続いて「鮫」

みなさんのウォーミングアップにもいいとは思うんだけど(今回終わらなすぎて2曲目にしてすでに腕が疲れたかもだけど・笑)
わたしたちのウォーミングアップにも効果的な鮫です。

声出し解禁の初バンドサウンドライヴ。
メンバー紹介の時、みなさんに思いっきり黄色い声を出して頂きました。

嬉しそうなお三方をどうぞ。

「B.G.」
この曲をライヴでやるのは、実に2017年ぶりのようです。
暗譜&歌詞入れ完了してからリハーサルに向かうようにしてるんだけど(通しリハが初日の気持ちになれるように)歌詞ちょいちょい忘れてて、そんな自分にびっくりした(笑)

カマトトソングと言ってるけど、
10代のアイドルじゃあるまいし、
自分のことをいちご畑だとか、ベイビーガールって言わんでしょ(笑)
BとGで語呂合わせしたら結果的にそうなっただけだけども(笑)
あとバスガイドぐらいしか浮かばなかった。

「B.G.」ははじめてレコーディングした曲です。
お誕生日会なのでセレクトしました。

続いて「HONEY?」
これも久しぶりだね。

この曲をアコースティックでやったらどうなるだろう〜って気持ちがずっとあります。
何気に、ギターの弾き語りだけで成立する曲なので、いくらでもやれると思うんだよね。

この曲のコーラスワークはわたしが考えているんだけど、
never end honey?
の和声の上下4度当ては、今でも作った当時の自分にしてはアッパレと思っています。

「ナマケモノ」

わたしは自他共に認めるせっかちさんなので、
のんびり屋さんが主人公の「ナマケモノ」とは生き方自体は違うんだけど、
わたしよりもスピード感のある生き方をしてる人は周りにもたくさんいるので、
この曲の中の感情は、よく分かるです。

アレンジの密林感がとっても好き。
2番のAメロの、湿地帯ならではな、小雨が降ってるような音も。

さて、ネコゾーンです。
「空中散歩」

幸せな気持ちを「舞い上がる」だとか「浮き足立つ」とか言うことになぞらえてこのタイトルだけど(浮き足立つは、怖くて逃げ出したくてって方が本来は強いみたいだね)

突然空に浮かんだら、楽しいより怖いが先に来そうだなと思う。

「ロックンロール・スター」

前列の方にいた人は、カウベルが置いてあることでセトリ組みされてるって思ってただろうな。

アレンジャーのシャラさんに、
カウベルを叩きたいんだってお願いした曲です。

数多あるカウベルの中から、一番ロックな音がしたこれを選んだんだけど、
レコーディングやライヴのクリックのカウベル音にそっくりでね、
ステージ上のドラマーとっては、正しいクリックと、天野が奏でるややリズム音痴なクリックがふたつ聞こえてくるカオス状態ではあります。

このスティックは、子供用。
カウベル叩いてるだけでもボロボロになってくるので、
ドラマーさんって大変だろうな〜と思う。

この曲は、初披露した時からいつかみんなが歌うようになってくれたらいいな〜って気持ちでやってきたんだけど、
みなさんに大いに歌ってもらうあのパートをリハーサル途中で足しました。

楽しかったね。

次からも大いに振るんで、よろしくです(笑)

新曲「トライアングル」

9月のスタパでは、あの編成用にアレンジしてもらってましたが、
こちらが本家です。

まだアレンジが完了する前から、
平井先生より、
その場でみんなが一斉に踊れるような上半身の振り付けをつけてほしいとオーダーがあり、

わたしと、コンテンポラリーダンスを踊れる友人のアイディアを組み合わせて、あの振り付けになってるんだけど、

各々自宅で考えたものを、動画を見せ合って確認する作業だったのに、
「アイツ抱いた腕であの娘を撫でている」のところの振り付けが、奇跡の一致で(笑)
以心伝心かよ!!!!と思ったです。

天野家の仲がよろしくない猫2匹+わたしの三角関係、をすっ飛ばして解釈すると、
ただのクズソングなので、
こんな顔して歌うよね。

アレンジは、
あまり可愛くならないで欲しい、遊び心があるゲスい方向で、とお願いしていました。

2番ぐらいから完璧に振り付けをマスターしてくれる人もいて、感動した。

猫の手をイメージしたニャンコポーズもあるけど、
大丈夫、みんなでやれば怖くないよ(笑)

「傀儡」

MCでも話したし、
「贅沢な日々」の歌詞の、
ーこの地で出会えましたただ無邪気に振る舞える不躾なあたしもー
にもあるように、
わたしは、天野さんでいられること自体が、わたし自身を開放する事とイコールで、
とっても楽です。
というか、こんな無邪気なまま存在を許される場所は他にありません。

それはもちろん元プロデューサーが「らしくあれ」と育てたおかげだけど、
今もなお、近くで一緒に活動を共にしてくれている関係者のみなさまと、
ファンのみなさまのおかげでもある。

わたしは、自分自身にはそんなに自信がない人間だけど、
人に恵まれた人生である事だけは、胸を張って誇れます。
恵まれている事を当たり前だと思わず、これからも緊張感を持って活動していきますので、よろしくです。

闇落ち信一郎。

さて後半戦だ。

「Devil Flamingo」

この曲はドラムが打ち込み、ベースとギターをRECしてるんだけど、
シャラさんのギターが全編に入るとキラキラのびやかになってしまって、
リズム重たいけどかっちりタイト、という目指すところに到達せず、
シャラさんのギターを波形ごとぶった切ったり、
戸倉氏のギターをめちゃくちゃ多く残しています。

というか戸倉氏のギター、いろんな曲にけっこう入ってるんだよね。
シャラさんの音とは明らかに違うので、聞き取りやすいはずよ。

明日は何曜日〜?

いつ「今日は何曜日?」「土曜日〜」テテテテテッテテッテッテテテテ
ってやるかわからないので、
心の準備だけしておいてください。

からの「ウロボロス」

どうでもいい話だろうけど、
頭がみっつあるワンコのケルベロスも好きです。
ヤマタノオロチレベルになってくると、喧嘩しないのかなって心配になる。

ウロボロスは、自分の尻尾をくわえて輪になった蛇(もしくは龍)です。
蛇は成長が早く、なおかつ飢餓に非常に強いので、
自分の尻尾を食べているウロボロスは「完全体の象徴」「永遠の象徴」と言われます。

からの「キラーエイプ」猛々しい獣が続きます。

キラーエイプのために、拡声器が欲しい天野だけど、
ライヴで使用する拡声器って特注だと思うんだよね。
拡声器シリーズがもうちょっと増えるような事があったら、考えましょう。

そしてメドレーコーナーです。

めちゃくちゃ早くからメドレーやりたいって話はしてて、
実際にこの曲ならこう繋げばいいんじゃないかってリファレンスを提出して、
それをより良い形にまとめて資料作成してもらいました。

メドレーの譜面は9ページにも渡ってて、
わたしこれ暗譜できるの???って一瞬思った(笑・余裕だった)

あえてシームレスで繋いだんだけど、
自分が観に行ったライヴでも、こういう、
一瞬何の曲がはじまっているのか分からない状態からジワジワくると、
え?あれですか?あれですよね?キターーーーーー!!!ってなってテンション上がるんだよね〜。

メドレー、またいつかやりましょ。

そして「相対性理論」へ。

高速移動をしているものは、移動していないものに比べて少しだけ縮んで見える、
また光の速さで動くと、進む時間が遅くなる現象が相対性理論。

22周年目ですが、
デビューした事がついこの間のことのように感じるぐらいのスピード感なのに、
自分自身は過ぎた年月に見合うほどの成長は遂げてないようにも思う。

なんて事を、太陽の周りをずっと回っている月になぞらえて書いた曲です。

月は地球の一部だったという説もあるけど、
地球の重力にたまたま捕まってしまっただけ、という説が好き。

わたしが音楽をやっているのも、たまたまです。
ラッキーだったのか、他の生き方の方がずっと幸せだったのか、わたしは人生の最後に分かるのだろう。

ちなみに、メドレー終わりからの理論へ向かった瞬間の会場の雰囲気が良過ぎて、
スタッフで手伝いに来てくれてたみやおちゃんが泣いたと言っておりました。
嬉しいね〜。

そして新曲「Heavenly Hell」。

もう、聞いてくださいとしか言えない感じなんだけど、
顔が見えない、どこぞの誰かも分からんような相手からの批判に傷付く必要なんて絶対にない、とわたしは思う。

こうあるべき、こんな事は許されるべきじゃない、
というクリーン運動に溢れる昨今だけど、
同様に多様性を謳ってませんでしたかね。

真の意味での多様性を認め合う社会っていうのは、
自分にはどうしても理解できない事があっても「そうなんだ、へ〜〜〜、人それぞれで面白いね〜」って軽くリアクションしあえる世の中のはず。

本当の部分は、
とっても近しい理解者だけがわかってくれればいいし、
なんなら、ずっと隠し持っててもいいじゃないか、ってわたしは思うのです。

わざわざ表に出すと、出した先にリアクションを求める行為に近いので、なんだか薄っぺらく感じてしまう。

というのを自分に課しながら、
どこにも共感してもらえなくてもいい、ただのわたしの気持ちだからって、そんな想いでこの曲を書きました。

からの「ビューティフル・デイズ」

忘れたいものだけ、上手に忘れてゆけ
心の底からそう思うし、
嫌な思い出忘れるの得意な(なぜなら反省してないから)わたしによる、
全部綺麗な思い出に脳内変換しましょうね〜って歌だろうなって思っております。

あー、あんな事しなければ良かった〜、って反省するのに時間を割くぐらいなら、
あー、なんでわたしはこんな事言われなくちゃいけないんだろう〜ってイライラに時間を割くぐらいなら、
脳内で「ありがとう」に変えて、楽しく生きた方がいい気がする。

ストレス発散して忘れるも良し。

さて籠島さんのお時間です。

生着替え!!!!!(籠島さんのアドリブですよ)

1枚作るのに3〜4万ぐらいかな〜、ってタカを括って見積もり出して、リアルに「マ……!!!!」って驚愕したアンコールアリマスTシャツ。

お買い求めくださったみなさま、ありがとうです。
そのちょっとした資金が、今後の籠島さんコーナーに繋がります。

アンコール曲の説明を始めようとしたら、
バースデーソングが流れてきたよ。
去年も同じところだった記憶だけど、こういう事は忘れっぽいので油断してました。

用意してくれたスタッフ、ありがとう!帰宅後美味しく食べました〜。

最後に、きっとみんな歌いたかったに違いないという気持ちで、
「空と海とハレルヤ」で締めました。

みなさん歌ってくれてありがとう。

ダブルアンコールが鳴り止まず、最後に挨拶しに戻りました。
ハイタッチもしたよ。
ハイタッチも何年ぶりだろうね。

帰ってきたバスラ、お越しくださったみなさま、ご視聴してくださったみなさま、ありがとうでした。

また会場でお会いしましょう。

この衣装、懲りずに着るので、なんならそのうち普段着にしたろうかって気持ちなので、こんな格好で現れても優しくしてあげてください、怖くないよ(笑)


帰ってきたバスラセットリスト

M-1 音叉
M-2 鮫
M-3 B.G.
M-4 HONEY?
M-5 ナマケモノ
M-6 空中散歩
M-7 ロックンロール・スター
M-8 トライアングル
M-9 傀儡
M-10 Devil Flamingo
M-11 日曜日
M-12 ウロボロス
M-13 キラーエイプ
M-14 メドレー
    〜スナイパー〜JOKER JOE〜ステロイド〜ミサイル〜
M-15 相対性理論
M-16 Heavenly Hell
M-17 ビューティフル・デイズ

E.C. 空と海とハレルヤ

(写真撮影/山本史樹)

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