AMN’24へ向けて(参)

雑音生活

AMN’24へ向けて(参)

1stアルバム「Sharon Stones」を作り終えて、
ファーストツアー「氷の美SHOW」が終わったのが2002年6月末だったと記憶している。
その1週間後から、2ndアルバムの制作に入った。
制作に入ったというより、すでに1週間後にはレコーディングのスケジュールになっていた、と言った方が正しい。

2ndアルバム「Meg Lion」は、
1stが発売になった半年後にリリース決定になっていて(ストックが1曲もない状態でな)
メジャーレーベルでは、最低でもリリースの2ヶ月前に音源やジャケット、MVが完成してないといけないので、
2ndアルバムを2002年12月にするなら、10月にはもろもろ完パケしていないといけないわけだ。

まずシングル曲候補を制作するところからスタートで、
「人形」と「ライオン」の2曲を書き上げた。

ちなみに、
「Sharon Stones」が発売された頃には、2ndアルバムのタイトルは「Meg Lion」で決定していた(ストックが1曲もない状態よ、大事だから2回書くよ)
同じハリウッド女優さんで、全然違うタイプのふたり、という理由でつけただけなんだけど、
こんなタイトルなので「ライオン」という曲が収録されている事だけはマストだった。

シングルは我々制作サイドの強い希望で「人形」になったんだけど、
「人形」の初回限定版には、絵本をつけようという話になり、
さらには、その絵本の完全版を、セカンドツアーのグッズとして販売しようという話にもなり、

ただでさえ制作期間がパツンパツンなのに、
そこに絵本を仕上げる作業も伴って、

レコーディングスタジオで曲のアレンジが仕上がっていくのを耳にしながら、
ひたすら絵を描いていた思い出です。

ちなみにライオンの顔のアップのイラストは、「クレマチス」のレコーディングの時に描いてた。


メグライアンさんの主演映画にちなんだセカンドツアー「プライベートライオン」は、アルバム発売前に開催、
発売に合わせてタワーレコード渋谷店でのインストアライヴ「メグに逢えタワー」、
発売後に初ホールツアー「メグに逢えたら」を行なった。

ライヴで、これまで一度もアンコールをしてこなかったわたしの、初アンコールがあったのが「メグに逢えたら」だったんだけど、
生木を使用した舞台セットが、
木を寝かせて会場まで運んだ結果、木が伸びちゃって照明に接触するから立てられず、

わしらが会場入りした頃、会場ではまさに木を切っていた

という理由によって、
2時間押しでリハーサルスタート、
1時間半押しで開場・開演になり、

楽屋はお通夜のようだったし、

ステージ上でみなさんになんとお詫びをしていいものか分からず、

献血してましたの

としか言えなかったし、

メリータイガー歌って、客席にわたしが買ってきた「いらんがな」という駄菓子やパン粉などを投げながら、
みなさんが本当に楽しんでくれているか恐ろしすぎて、みんなの顔見れなかったし、

てか、アンコールどころじゃないですよね〜〜〜〜〜(涙)

だった。


「メグに逢えたら」は、みぞれ混じりの寒い日の開催だった。
こんなに開場・開演が遅れるとは誰も想定してなかったため、
外で待っていたみなさんへのアナウンスも、メガホンが足りず、聞き取りにくかったという話も耳にしました。

というところから、
天気が悪いと良くない事が起きる、というジンクスがわたしにはある。

だから晴れて欲しいのよね。






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