AMN’24へ向けて(五)

雑音生活

AMN’24へ向けて(五)

本日24時まで、リクエスト募集中です。
たくさんのリクエストありがとう。
まだまだいくらでもひっくり返せる僅差のランキング状態なので、
みなさんで決着付けてもらえたら〜です。
気軽にリクエストしてくださいね。

リクエスト募集についてはこちらをクリック。


今も応援してくださる多くの方がわたしと出会ったきっかけとなったのは、
ゲーム零シリーズではないかと思います。

はじめて手掛けさせて頂いた「零〜紅い蝶〜」は、
「鮫」のレコーディングの最中にタイアップが決まった事、

そのレコーディングの帰りに、深夜2時まで営業しているゲームショップに立ち寄って、
今までゲーマーすぎるから禁止していたプレイステーション2のゲーム機本体と、
零の無印、
シーマンを買って帰って、
シーマンからプレイした事、

無印の難易度が高い上に、
当時わたしが使っていたブラウン管の13インチのテレビ画面では画質が非常に悪く、
ゲーム内で懐中電灯を灯してる状態がリアルすぎて、

怖すぎて連日悪寒がするのに(わたしはホラーゲームはやりません)
終盤で回復薬も鏡石もなくなった状態になり、
もう一度最初からプレイしなくてはならず(なぜならエンディングがどんな感情になるのかを前作プレイして感じ取るのがわたしの仕事だからだ

と紀伊國屋に攻略本を買いに行って、めでたくその日のうちに攻略した、
という思い出があります。
もう20年以上も前の話です。

だいたい「鮫」のレコーディングに向かうまで、
わたしは戸倉氏から借りてきた「ミザーナフォールズ」を必死に攻略しようと2週間ほど連日奮闘してまして、
あまりにも分岐が多すぎて毎日バッドエンドで全然クリアできず、
そんなわたしを見るに見かねた戸倉氏が、

「ヒント教えるから早く曲仕上げてwww来週レコーディングなんだけどwww」

と言った思い出もあるぐらいだったので、
そんなゲーム大好きなわたしが、ゲームの曲に携われる事が本当に嬉しかったです。

ここ最近もリマスター版が発売になり、
そのたびに、前作もやったけどリマスター版をプレイされる方もいて、
零というゲームのファンの熱さを感じます。

ゲーム零に書いた曲は、
かねてよりディレクターの柴田さんから、
「聴いたら死ねる、と僕が思える曲を書いてほしい」
という無茶振りをされていて、

そこをどう解釈すればいいのか分からないまま、
じゃあ柴田さんの(このゲームに注いだ)魂が無事に成仏できますように(はあと)
と書き進めてきました。

本来、
曲は明るいけど切ない、というテイストが得意で、
どマイナーの楽曲を作る事が昔から不得手なわたしにとって、
零シリーズの曲を作るのは、
ある意味キャラクターの魂を大事にしながら進めるので、
心身ともに非常にハードルが高い作業ではあり、

こんな暗い曲ばっかり書いてるわけじゃないんだけどな
と思う事も多々ありますが、

ゲームを最後までプレイしてくださったみなさんの、
ハッピーエンドとはとても言えないようなエンディングの数々に見舞われた、
プレイ後にどこに向かえばいいのか分からない気持ちそのものが(←わたしは無印プレイ後、マジでこの感情だった)
消化(昇華)出来ていたとしたら、本望です。

先日、アコースティックツアーに来てくださった柴田さんから頂いた、
チョコの箱、載せておきますね(中身はもうない)
ありがとうです、ワクワクしながら食べました。



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