2daysライヴで、
来場されたみなさまに一足早くチラシをお配りさせて頂いておりましたが、
来年の25周年
ファンのみなさまが選んだ上位20曲と、
わたしが選ぶ4曲+新曲1曲入りの、
リテイクベストアルバム『25』を、
クラウドファンディングにて制作させて頂こうと思っています。
まず、
なぜリテイクなのか
についてお話しさせて頂きたいです。
ちょっと難しい話なのですが、
リテイクするしかない、れっきとした理由があるのです。
なるべく分かりやすく伝えられたらと思います。
原盤権というもの
わたしのこれまでに発売された楽曲たちには、
レコーディング費用を出した費用負担者が必ずいます。
費用負担者は「個人」であったり「レコード会社」であったり「音楽事務所」であったりしますが、
その費用負担者の事を、著作権関連用語で「原盤保有者」と言います。
原盤保有者は、原盤権という、
レコーディングした音源(=以下、オリジナル音源と呼びます)そのものに発生する権利を保有しています。
原盤権を持たない他者が、原盤保有者を無視し、
オリジナル音源を使ってデジタルリリースをしたり、CDを作ることは出来ません。
例に挙げると、
わたしに著作権がある「菩提樹」は、
ポニーキャニオンが原盤保有者であるため、
わたしの個人事務所であるHead Amp lab.からオリジナル音源の「菩提樹」を発売することは出来ない、という事です。(リアレンジすればリリース出来ます)
また、原盤権は、
レコーディングしたがリリースには至らなかった、ただのデータとしてだけ残っている楽曲にも発生し、
原則として、その録音物がリリースされてから70年間(リリースに至らなかった場合は、レコーディングした日から50年間)保護されます。
原盤権は、生前であれば、書類一つで他者へ譲渡出来ます。
しかし、原盤保有者死後は、誰にもその権利を譲渡することが出来ません。
つまり、
戸倉弘智が保有していた天野月子・天野月楽曲の原盤権は、
誰かが引き継ぐ事は出来ず、
戸倉氏が原盤保有する天野楽曲を、オリジナル音源のまま発売する事は、
わたしが生きている間には無理という事なんです。
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上記理由で、
20周年の時にベストアルバムを作る事を諦めました。
戸倉氏が原盤権を保有しているのは、
音倉が発売元となっている、
天野月子シングル「Howling」(2007年発売)以降から
天野月「ビューティフル・デイズ」(2016年発売)までの作品です。
その期間の原盤権を、せめて月ちゃんのものに出来ないだろうか、
月ちゃんのものに出来れば、ベストアルバムが作れるのに、
と4年ほど前にレコード会社の担当からも言われ、
いろいろな方法を探ってみましたが、
結局は無理だと言う事が判明した次第です。
そこでわたしは考えました。
リテイクしていけばいいんじゃね?
仮に、オリジナル音源と全く同じフレーズで弾き直すだけだったとしても(仮にの話よ)
再録(リテイク)し、その制作費をわたしが持てば、
再録音源の原盤権はわたしのものになります。
これに近いやり方をしてきているのが、アコースティックアルバムです。
(アコースティックアルバムの場合はリテイクではなくリアレンジなので、出版権を持っている会社からリアレンジ許可を取るってやり方ではあります。正確には、原盤権とはちょっと違う)
再録していかなくてはいけないとは言っても、
ベストアルバムと銘打つのであれば、
アレンジ、そこまで様変わりして欲しくないですよね。
本来は、
オリジナル音源を並べてリリースするのがベストアルバムだし、
当時のレコーディングにまつわる思い出も、皆さんの演奏もわたしには宝物なので、
それらをぶち壊すほど、アレンジが大きく変わるのは絶対に嫌です。
だってベストアルバムだもの。
だけど、リテイクしないとわたしにはベストアルバムが作れない現実がある。
だから、
(1)ボーカルリテイクバージョン
ポニーキャニオンなどの他会社が原盤権を持っている、
シングル「箱庭」(2001年)〜5枚同時シングルおよびベストアルバム収録の「Love Dealer」「おんがく」(2006年)
までの楽曲、
および「Five Rings」(2018年)「19BOX」(2020年)の楽曲が、
ファン投票により収録楽曲となった場合は、
わたしが原盤使用料をレコード会社(原盤保有者)に支払い、
オリジナルのレコーディングデータを使用し、
(原則として)今のわたしが歌い直し、新たにミックスする
※キーチェンジしたい楽曲があった場合は、演奏もリテイクしようと思っているので「原則として」をつけ加えています
(2)ボーカルと演奏リテイクバージョン
戸倉氏が原盤保有している2007年〜2016年の楽曲が、
ファン投票により収録楽曲となった場合は、
レコーディングしてくださったオリジナルメンバーで再録し、
歌も歌い直して新たにミックスする
(3)そのまま収録
2021年以降にリリースしたHead Amp Lab.が原盤を保有している楽曲が、
ファン投票により収録楽曲となった場合は、
そのまま収録する
にしたらどうだろう、と思ったのです。
今のわたしたちでリテイクし、
昔の作品にもう一度我々が命を吹き込むベストアルバムにしたいのです。
プレイボーイズ、ブラックビューティー、その他、全員参加します
その、リテイクベストアルバム『25』
全制作費の約4分の3から3分の2に相当する資金を、
2026年1月からクラウドファンディングさせて頂きたく思っています。
よろしくお願いします。
なお、
原盤保有者に原盤使用料を支払ってCDを制作する場合は、
原則として配信リリースの許可が降りないという説明を受けました。
リテイクベストアルバム『25』は、CDリリースのみとなる可能性がとても高い事を、先にお伝えしておきます。
クラウドファンディングを使って、リテイクベストアルバムを作りたいという話は、
夏前の時期から、ポニーキャニオンとも相談を重ねてきました。
そういうものはレコード会社から出版したい、と言われるのを覚悟して話を持ち込んだんだけど、
ファン投票を募るってこともあるし、
月ちゃんが発案したものなんだから、月ちゃんが発売した方がファンは嬉しいのではないか、
その方が月ちゃんの好きにも出来るでしょ?というお答えが頂けました。
ありがたい以外の何ものでもないなって思うです。元担当さん、本当にありがとう。
また、わしらもう歳でね
あと5年後とかって、演奏できる状態なのか分からない人もいるし、
ポニーキャニオンの元担当さんが来年の12月で定年退職でね、
レコード会社との繋がり自体、来年で切れてしまうような状態に等しいので、
もろもろ考えると、ベストアルバムを作るのは、
25周年がラストチャンスなんです。
来年はオリジナルアルバムの制作をはじめ、
MV撮影、
レコ発ライブやアコースティックプチツアー、3ピースプチツアーなど、
すでにいろいろ企画をしています。
その上で、このリテイクベストアルバムの企画を練ってきました。
ファンベストのアルバム、ずっと作りたかったのです。
作らせてください。
Head Amp Lab.史上、最も大きな制作プロジェクトで目が回りそうではありますが、
とにもかくにも、
みなさんの投票で収録楽曲のほとんどが決定されるわけなのでね、
後世に残したい
俺たち・わたしたちが愛する天野月子・天野月楽曲投票
みなさんの清き3票、お待ちしています!!!!
楽曲投票期間は、12月1日〜12月31日までです。
リテイクベストアルバム『25』収録楽曲リクエスト特設サイト
https://docs.google.com/forms/d/1WQW-NbrVzVK33v9f_OxkWaKWv3R1w4Fd-MRQME0eG0k/edit
AMNとは一味違うかもだけど、
このベストアルバムを提げて来年秋にライヴもやる予定です。
わたしを誰かに紹介したいとなった時に、
ひとまずこれを聞け!って言えるような最高の収録楽曲にしたいわ〜〜〜。
わたしが集計しますのでね、結果を楽しみに待つだ(ニコニコ)
ひとまずここで区切る。
情報過多になるので、投票募集のブログは、別に書きまする。