日本ではパンの事をブレッドとも言うけど、
「今日の朝ご飯はブレッドだった」 と言う人はあんまりいないんで、
メジャー度合いで言ったらパン>>>>>>>ブレッドぐらいなんだと思う。
「パン」はポルトガルから来た外来語らしいんだけど、
ポルトガルのお隣スペインでもパンだし、フランスでもパンっていう。
フランスではパンの種類がめっっっっちゃ細かくて、その規格がめちゃ厳格。
フランスパン、とひとくちに言っても、
バゲット・バタール・パリジャン・ブール・クーペとかがあるじゃない?
日本人だって 「なんだかたくさん種類があるみたいだ」って事はなんとなく分かってるとは思うけど、
あれは実はもの凄く厳しい規格のもとに分類されてるんよ、
フランスでは。 例えば、「パン」は400gでバゲットより太い、
「バゲット」は200gで長さは6〜70cm、
「バタール」はバゲットと同じ重さでパンと同じ太さ、
「パリジャン」はパンと同じ重さで約68cm、 って感じらしい。
言われてみればそんな感じだなって思うけど、
500gのパンは「パン」って言っちゃいけないんか?って日本人としては思ってしまう。
フランス料理は、パンに限らず他のものもめちゃくちゃ規格が厳しい。
ブイヤベースなんかも、 入っている具材・調理法など事細かに「作り方」があって、
ちょっとでも違うとそれはブイヤベースとしては失格なんだそうだ。
味噌が入っていれば味噌汁、という日本とは大違いだよね。
ところで、このフランスパンの細かさを日本の食べ物に置き換えると、
「うどん」「ほうとう」「冷や麦」「素麺」じゃないかと思うんだな。
日本人は、うどん・ほうとう・冷や麦・素麺の種類を間違う事って滅多にないよね。
ソフト麺とうどんも間違わない。
だけど、スライスされてサンドイッチになっていても、
他の料理に(例えばサラダとか)刻んで入っていても、
フランス人は、何のフランスパンなのかちゃんと当てられんのかなあ??
こちらは、フランスから粉を仕入れて作ってる本格的なフランスパン屋「VIRON」。
渋谷の東急ハンズの方にある。
粉の香りが独特なんだけどめちゃ美味しいんで、渋谷に行ったら探してみて下さい。
焼き菓子や、ケーキも置いてある。(パンしか食った事ないけど)
2階は直営のCAFEになってるよ。
