ラッコは、
海に漂流して暮らしているので、
おいらは勝手に、
「ぷかぷか族」と分類していています。
ラッコは、
あの体毛に空気を含ませて浮かんでいます。
だからしょっちゅうグルーミングして、
体毛の中の空気が減ってしまわないようにしてる。
空気が足りなくなると、沈んでしまうのです。
ラッコの毛は、
ものすごく細く、
1センチ四方あたり、なんと10万本とも言われるおそろしい本数で、
北海の上を漂流する為、保温性も抜群です。
ミンクの毛皮といったら、
なんとなくでもめちゃ高級品、てイメージかと思うけど、
ラッコのはミンク以上の温かさだそうな。
ところで、
アザラシとかは、
水に潜るし泳ぐけど、基本陸地の上で暮らしているのに、
どう見ても水の中の生き物ではないラッコは、
めったに陸には上がらんのです。
沿岸にいるにも関わらず。
昔は、
アザラシとかと一緒で、
陸地でも生活する動物だったという記述がされています。
じゃあどうしてぷかぷか族になったのか。
やっとここで、
毛皮のうんちくが生きてくるんだぜ(爆)
ラッコはなぜぷかぷか族か。
その原因は、
かつて、
彼らの毛皮を欲しがった人間が、
陸に上がって来ていたラッコを、
ものすごい勢いで狩ってしまったからだと言われています。
ラッコは人間の手によって絶滅寸前まで追いやられたのです。
だから、生き残る為に海に逃げた。
ラッコが昔ブームだった時、
「おれはおまえらを可愛いとなんかちっとも思わないんだぜ」
とハスに構えたまま大人になりましたが、
3年前に海遊館に行った時、
隣で微動だにしなかったどっかの少年(推定3歳)と、
完璧に心がシンクロしちまって、
「月さん、そろそろ次に…………(汗)」
とスタッフに声をかけられたおいらだったのでした(笑)