発売まで、1週間ぐらいだー(わくわく)
と思ったので、
カウントダウン的に、
ライヴのおもひでと共に、
1曲ずつライナーノーツを書いてみようと思います。
「Licht」のDVDの中でのインタビューやライヴのMCでも言ったので、
なるべく内容が重複しないようにがんばります(笑)
『ひかりのサーカス』
この曲は、
元々は、3年ほど前に前奏みたいなものを作っていました。
アコーディオンだけの、
でも左手でベースが弾けるアコーディオンならではの分数コードいっぱいの、
ややもの憂げな前奏です。
その前奏が忘れられず、
頭の中にこびりついていたので、
ちゃんと曲にしてみようと、そんな風に書き始めました。
たった8小節の前奏には、すでに「Circus」とゆータイトルがついていました。
サーカスが好きなのです。
あの、もの暗い感じそのものが。
↓リハ風景
前奏を思い出しながらメロを起こす、とはいっても、
一切の楽器を弾きませんでした。
鼻歌だけで作った曲です。
歌詞も、鼻歌歌いながら試行錯誤して作り上げました。
↓リハを見守る長谷川さん(ストリングスアレンジャー)とマネージャーさん
歌詞を作っていて、一番難しかったのが、
♪きみに〜みせよう〜○○○○サーカス
の後の○の部分でした。
いろんな言葉を当てはめては没にし続ける日々が続きました。
もしアルバムが作れるのなら、この曲は1曲目にしたいと考えていたので、
アルバムのテーマを臭わすキーワードを、その○に入れたかったのです。
↓リハ中のおいら
そんな時、
歌を止めていた一年間に書いて来た提供歌詞を思い出しました。
暗いニュースや、景気だとか、
影を帯びた世の中、わたしたちは生きているけれど、
それでも、きらきらしよう、
一人一人がきらきらしたら、世の中はきらきらするかもしれないよ、
と、書いて来た事に気付きました。
だから、そのテーマをまるごとアルバムに持って行く事にしたのです。
この曲は、ひかりをテーマにしたアルバムの序章。
アルバムの1曲目に置く事によって、
ソングピクチャーとはまた違った意味が出てくるといいなと思っています。
RECライヴの時、
会場に響いている英詩のコーラスと、
それに徐々に絡んでくるストリングスが最高に気持ちよかった。
ラッパを吹く天使が、たくさん飛んでいるようでした。