AMN 20th anniversaryに向けて(六)。

雑音生活 おしらせ

AMN 20th anniversaryに向けて(六)。

デビュー前のわたしがプロデューサーである戸倉氏に叩き込まれたのが、
物事を俯瞰で捉える力だった。
正確な言い方をすると、
どちらかと言えば主観的な人と、どちらかと言えば俯瞰的な人間に分かれる中で、
天野は俯瞰的に物事を捉えがちな性格だから、そこをさらに伸ばそう、
という感じ。

わたしはあまり感情的にならない。
例えば相手方が怒っていても、
何に対して怒りを覚え、それをこちらにわざわざ伝えようとしてくれているのか、だいたい見えるからだ。
根本的な怒りに対して、発している言葉がどのぐらい角度が違うもので、
上手く口に出来ないから、別の言葉を投げかけてくるというのもだいたい見えるので、
その人が抱いた怒りが、理路整然としていて、怒るべきものだと思う場合、
こちらは反論する気が起きないので、
ですよね、すみませんでした、となる。

怒りの根本が、どうしようもない悲しみや焦り、劣等感のようなものの事もある。
そこまで見えている相手を、こちらの感情でねじ伏せようとする行為は、ただのいじめではないだろうか。

ちなみに、根本的な部分が見えない人もいる。
見えないのか、奥がないのか分からないので、
そういう人の場合、異星人同士話が通じないだろうと思っているから、一定の距離から近づかないことにしている。

そんなわたしにも、怒りという感情はもちろんある。
私利私欲に走った、もしくは感情論のみで放った卑怯な言動や行動、かわいい自分を守る為の嘘や浅はかな誤魔化しを、自分や自分の大事な人間関係にぶつけられ、
こちらは一方的に理不尽な被害を被るが、
相手方の方に全くの罪の意識や加害者意識がない時、
わたしの中から凄まじい怒りが湧いて出てくる。

クリリンのことかーーーーー!!!ばりの怒り。

でも戦わない。
その人ごと、わたしの視界から切って捨てるだけ。
その代わり、曲の中に自分の怒りを真空パックしてしまえばいい。

わたしの作った怒りに滲んでいる曲たちは、
その時々の怒りが真空パックされている。

沸点があんまり変わってなくて、
人ってなかなか変われないですよね〜って、思ったりもする。


28日の19時からオープンになる通販ショップのニューグッズヒント画像。
ここまで寄ると、まったくもって何なのかわからんだろうなと思いつつ。


AMN 20th anniversary
楽曲リクエスト募集中です。
募集期間、あと丸2日。

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