AMN 20th anniversaryに向けて(七)

雑音生活 ライナーノーツ

AMN 20th anniversaryに向けて(七)

昨日は「天龍スペシャル」ご視聴くださったみなさま、ありがとうございました。

アーカイヴ3末あたりまで残しておきますので、どうぞです。
サムネの顔が半目ちっくで死にそうです。

声帯が炎症している時、
喉はちっっっっっとも痛くありません。
声帯って痛みを感じない器官みたいよ。
声帯を腫らせて声が出なくなった経験を持つ人たちみんなが、同じことを言います。
特に大きな声を出さなくても腫れる事があるみたいなので、不思議な器官だったりもする。

鮫の原曲、
10代のアマチュア時代の時に書いた鮫は「サメ」でした。
カタカナにすると急にかわいくなるね。
もうどんなAメロの歌詞だったのか覚えてないけど、
サビの歌詞もメロディーもほぼそのまま。
チェンジした歌詞も、こう言い換えるともっと詳細なビジョンが見えるのでは?
というチェンジの仕方なので、
歌詞として書いてる内容は同じなんです。
鮫はゆっくりと曲がれない、急カーブしながら泳ぐっていう所に感銘を受けて書いた曲。
惜しみなく愛して 惜しみなく憎んであげる
嗚呼、10代のみずみずしさよ。

今日は、「天龍スペシャル」で言うの忘れた「轍」について。

1st アルバム「Sharon Stones」をリリースした時のインタビューで、
わたしは1冊の漫画をインタビュアーさんから貰いました。

「カメリアを聞いていて、この漫画を読んで欲しくなった。だからプレゼントします」
と手渡された本は、
やまだないとさんの「西荻夫婦」

とっても歪んだ、夫婦の形。
でも、自然に歪んでいるから、こういう形があってもいいんじゃないかなと思わせてくれる、
夫婦って自由じゃないでしょうか、
人間関係って、こんな感じでもいいんじゃないでしょうか、
愛って、一途なものだけじゃないでしょ、
というのをふんわり感じられる、そんな漫画です。

その漫画のお礼に書いたのが「轍」

轍は車輪の跡だから、
左右で並んで歩いているふたりの足跡を示す言葉として、とても合っているような気がしています。

また、この「轍」という曲は、
わたしの大好きな映画「ストレイト・ストーリー」の中にあった風景のようなものが、イメージでもある。

「ストレイト・ストーリー」
ずっと仲が悪かった高齢の兄が倒れたという連絡を受け、
同じく高齢の弟が芝刈り機で500km以上もの旅をしながら兄の元を訪れる、
実話を元にした映画です。

弟には免許がないのです。

もちろん周りの人は「乗せてってやるよ」って声をかけます。
そんな所までこれ乗っていくんか、じいさん正気かと。
そのぐらい面倒をかけて会いに行かねばならないほどの隔たりが、兄弟の間にはある。
じいさん、がんとして聞かない。

すごく好きな映画です。良かったら観てみてください。


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