「空蟬」今週発売ですね。

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「空蟬」今週発売ですね。

先日もお伝えした、
作詞を担当させていただいた
志方あきこさんのNEW SINGLE「空蟬」が24日に発売になります。

Utusemi_book01(変換後)
 
MFCZ-1011
定価:1,260円
2011年8月24日発売

[収録内容]
1.空蟬
(TVアニメーション「いつか天魔の黒ウサギ」EDテーマ)
2.LOST CHILDREN
(映画「Messiah(メサイア)」主題歌)
3.空蟬 – instrumental ver. - 
4.LOST CHILDREN – instrumental ver. –

いわゆるA面曲である「空蟬」については話していましたが、
カップリングの「LOST CHILDREN」も作詞を担当させていただきました。

LOST CHILDRENの方が、書いたのは先です。
それこそ、1年ぐらい先でした。

どちらの作品も、
作品のイメージを元に志方さんが曲のデモを作成し、
志方さんのデモと作品のイメージを元にわたしが歌詞を書く、
その歌詞を元に、志方さんが楽曲全体をまとめていく、
というリレーバトン的な作業内容だったのですが、

なんというか、

富士山の麓から歩いて来た志方さんから、
8合目あたりでバトンを受け取って、
頂上まで上りつめた所で、
もっかい志方さんにバトンを回して、
ぼく、麓で待ってますからー、志方さん、あとはよろしくお願いしまーーす!!!
的な、
おまえ途中だけ(しかもいいとこだけ)参加しただろ
という気も若干しています(汗)

なぜなら、
志方さんから頂いたデモと完成形、
アレンジが全然違うんです。

志方さんのデモテープって、
すでに細かくアレンジされてるんですけど、

仕上げた歌詞の内容に合わせて、
元々のアレンジを壊し、1から再構築してくださったんです。

打ち込みだったデモ音源が生楽器に差し変わるとかいう、
そういうレベルのチェンジじゃないです。
がらっと違う。

だから、
完成形を聞いた時の衝撃がすごい。

こうなったんですねーーー!!!
でも、そうなんです、
そういう世界で書いちまったんですよ、歌詞!!!
ってなるんです。

その、曲世界に対して一切の妥協がない感じ、
それこそが志方ワールドなんだと、
わたしはマジで感動しました。

 

自分で歌う曲は、
いつもこんな風に、
歌詞世界を中心にアレンジしてもらっています。

でも、
歌詞のみを提供した後で、
その歌詞に合わせて1から楽曲アレンジをしてもらった事は、今までありません。
滅多にある事じゃないとも思っています。

このリレーバトン、
歌詞書きとして、本当に光栄で、幸せな経験でした。

 

空蟬もLOST CHILDRENも、
誰かと共に生きるという事、について書いた歌詞です。
アニメの内容と、映画の内容、
両作品の根っこの部分がとても近かったので、
歌詞も非常に近い所にあるのですが、

空蟬は「愛」がテーマで、
LOST CHILDRENは「絆」がテーマでした。

夏の終わりに(いや、暑い日はまだ続くんだろうけどさ。今涼しいだけで)
長年の眠りから醒め、殻を脱いで羽ばたき、
命の限り叫んだセミさんの事をほんの少し思いながら、
聞いてくださると嬉しいです。

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