人はそんなに変わらない。

雑音生活

人はそんなに変わらない。

先日、Macと外付けの整頓をしがてら、
昔の「爆音生活」という日記を綴っていた頃のデータを眺めておりました。

昔と今と、わたしは変わったのかなぁとかふと思ったのです。

わたしの活動初期の頃は、
パソコンを持っている人がまだ少ない時代で、
ブログはおろか、SNSなんてものももちろんなかったので、
レコード会社の作ってくれたサイト上の日記だった「爆音生活」と、
ライヴだけが、自分はこういう人です、と直接自分の口から伝えられるものでした。

ことのほか「爆音生活」は、気合が入っていたというか、
更新するのを自分自身楽しみにしてたものだった。
画面の向こう側で、曲を聞いているだけでは掴めないわたしの一面を知って、ムフフと笑ってくれる誰かがいる事を願いながら、書いてました。

 

で、その昔に書いた記事をいくつか読んでみて、 
人はそんなに変わらんらしい、という結論に至った次第です。

現在のこのブログを、掘り起こすのも大変だと思うので、
病院ネタ記事をちょっと羅列します。

お時間のある方で、これ読んだ事ないなって方、もう一度読みたいあなたも、上から順にどうぞです。

●眼科ネタ●

眼科に行った、の巻。

日常はこんなにも光り輝いていた、の巻。

●口腔外科ネタ●

 口腔オペでした。

痛かった日記。

 

以下、爆音生活からの引用です。

だけど、これも君だよ。

 

十代の頃、
首の、ちょうどうなじの部分に、
原因不明のできものが出来てしまった事があった。

吹き出物、というのとはちょっと違う。
首の皮の下に、できものが埋まってる、って感じ。

最初、ニキビぐらいの大きさだったのが、
3日経ち、1週間が過ぎ、
気になって触っていたら、すくすく成長を遂げ、
ビー玉ぐらいの大きさに腫れ上がってしまった。

小さくなる気配さえ感じられないので、
病院で看てもらう事にした。

「これは脂肪の塊ですね。簡単なオペで取れますよ」とお医者さんは言った。

わたしは、一刻も早くおできちゃんとおさらばしたかったので、
今日、今から取ってもらってもいいかと尋ねた。

するとお医者さんは、
「でもー、朝ご飯、食べちゃいましたよね?」と聞いてきた。

オペは、局所麻酔を使うので、
胃の中に何か残っている状態では激しい吐き気を催してしまう、
別日の方がいい、とお薦めするのだ。

昨日の夜から何も食べてない、
とわたしは大嘘ぶっこいた。

緑色の、オペの時に患者にかけるシートを、
上半身をテーブルに乗せた姿勢で被され、手術はスタートした。

「痛みはないし、君には見えないけど、
何をされてるかは分かると思うから、安心してね」
とお医者さんは言った。
何をされているか分かりたくないから、
いっその事全身麻酔にしてくれまいか、と思った。

自分の身体にメスが入る、そのあまりの恐怖に、
かつてない程のスピードでしゃべりまくり、
途中で予定通りに吐き気もやってきて、
「だから言ったでしょ、食べたんでしょ、朝ご飯」と看護婦さんにまで叱咤され、
超かっこわるーなわたしだったが、
最後、お医者さんは「女の子だからねー」と言い、
傷跡が残らないようにと、
出来る限り細い糸で、
細かく丁寧に縫合してくれた。

で、帰り際、
「君、これどうする?捨てちゃう?持ち帰る?」と聞いてきた。

そう、切り取ったおできちゃんを、です。

要らないす、
とぷるぷる首を振って拒絶したら、

「だけど、これも君だよ」
と言われた。

 

家には、
おできちゃんのホルマリン漬けがある。

 

そういえば、親知らずも医者から薦められて持ち帰りました。
冷静になると、まっっっっっっったく必要がなかったおできちゃんと親知らず、どうしたらいいですかね?

というか、こういう事をブログに書く女性アーティストって他にいるんだろうか。

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