JUKEBOX。

雑音生活 ライナーノーツ

JUKEBOX。

フル尺のリハスタでのスペシャルライヴバージョンをYouTubeチャンネルに載せたので、ライナーノーツをば。
読みたくない人は回れ右、です。

この曲は、アルバムのタイトルを『19BOX』に決めた時から、
せっかくこのタイトルにするのなら、
ジュークボックス全盛期な1950年代テイストの曲を作るべきではないか、
という話に戸倉氏となりまして、
その遺志を継ぐ形で書いた1曲です。

最初から1曲目になる曲をイメージして書き始めたのですが、

ワンツースリーフォー飛んで19♪
という冒頭歌詞が出来た時に、
来たなコレ
と思いまして、

その昔レコーディングの際に、
「あなたが喉に引っかかって取れないから小骨専門の町医者にかかる日々」(BOGGY!)
という歌詞の一字一句を、やや訝しげに声に出して読み上げた山田章典氏の顔が浮かび(その曲をレコーディングしたスタジオの背景も一緒に浮かんだ)

そこからはもう、
あっきーにアレンジして頂きたい、
あっきーのウッドベースが聞こえる、
兄さんこの曲でめいいっぱい遊んでくださいますかという気持ちに背中を押され、
あっきーのアレンジがどう来るのかわくわく妄想しながら書き上げた感じです(笑)

CDでは、ミックスもだいぶオールディーズな感じに仕上げて貰っています。
ボーカルの処理も古臭い。
歌詞も古い、というのを意識しています。

歌詞に関しては、
この言葉はいつか使いたいけどなかなか使えなくてね〜と思っていた、
「お冷」という言葉がやっと使えて余は満足です。

サックスを吹いてくださっている方は、はじめましてな方だったのですが、
ギターこれ誰だろう、この、すごいテクニカルだけど裏で支えてくれる感じのギターリスト、なんだか知っているような、、、
と思っていたら、
月子の時のアコースティックライヴや、『梟』を弾いてくださっていた宍倉さんでした。
おーーーなるほど!!!!!あなた様でしたか!!!!!
と思った次第です。
バリトンサックスとテナーサックスの2本仕立てで吹いてくださった酒井さんもありがとうございました。

古き良き時代を思いつつ、
遊び心と出来心で作ったアルバム1曲目。

スペシャルライヴ動画では、ちゃんと歌詞が聞き取れないかもだけど、
この歌の「あたし」は誰なのかというオチに、ほくそ笑んでいただけると本望です。
お店の現在のマスターより、「あたし」の方が古株なんだと思うんだよね。

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